カヤックに魚群探知機!?ちょっと大げさだなぁと感じる方も多いかもしれません。しかし、魚探の装着は釣果だけでなく、安全面でも大きなメリットがあります。今回は、カヤックフィッシングにおける魚探装着のメリットをご紹介します(なお、機種は使用者が多く、筆者も愛用しているホンデックス社PS611-CNを参考にしています)。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福永正博)
向きがわかる
魚探はカヤックの進行方向を表示します。沖に流されていないか、航路に向かって流されていないかなどを把握することは事故防止につながります。
移動スピードがわかる
魚探には、カヤックの移動速度を表示する機能があり、漕いでいるスピードや、風に流されているスピードがわかります。あまりに速くカヤックが流されている場合は警戒が必要。魚探はそのような危険にいち早く気づかせてもくれます。
GPSで帰還地点がわかる
出艇場所からどんどん沖に出ていくと、海上からは思った以上に元の場所がわかりづらくなります。また、濃霧になると方向感覚すらつかめなくなることも。魚探にはGPSが内蔵されているので、自分がいる位置がわかり、帰着困難を回避します。
水深がわかる
水深がわかると座礁防止になります。特に足漕ぎカヤックの場合は、ドライブユニットやラダーが水中に突き出ています。水深が浅くなってきたら、それらを引き上げて着岸の準備をしなければなりません。また、沈み根や海中の定置網の存在に気づくこともでき、安全面に貢献します。
魚探を駆使して快適なカヤックフィッシングを
カヤックフィッシングでの魚探装着はメリットだらけ。あえてデメリットを挙げれば、購入時の出費と、準備と片付けが少しだけ面倒なことくらいです。
カヤックフィッシングを魚探なしでやっている方は、ぜひ魚探を導入してみてください。今よりもっと戦略的に、より安全に釣りが楽しめるようになりますよ。
<福永正博/TSURINEWSライター>