簡単なようで難しい軍艦巻きを好コスパかつ好タイパで作る方法を詳しくご紹介したい。特に海苔の巻き方が重要です!
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
簡単なようで難しい軍艦巻き
みなさんお馴染みの軍艦巻きは、小さく握ったすし飯にぐるりと海苔を巻き、上にウニやイクラやネギトロなどの具材を乗せたお寿司で、横から見た形が船の軍艦に似ていることから軍艦巻きと名付けられたそうです。すし飯と魚介の組み合わせだけでも美味しいのに、さらに名脇役の海苔が加わり旨さ増し増しのヤツです。
ただ、慣れない素人が作ろうと思っても、ごはんの炊き方から酢飯の調合、すし飯の握り方、海苔の切り方や巻き方などそれなりのスキルや労力が必要でタイパも悪く家庭で楽しむにはハードルが高いものです。今回はそんな軍艦巻きを簡単に作って楽しめる方法をご紹介いたします。
主要構成部位
軍艦巻きは、大きく分けて3つの部位で構成されています。それはシャリと海苔と具材です。今回は土台となるシャリと海苔にフォーカスし、作り方を紹介いたします。
すし飯はスシローの『しゃり玉』
何度もスシローの「しゃり玉」ばかり紹介しており、たいへん恐縮ですが、今回の軍艦巻きでもこれを使います。スシローの「しゃり玉」は持ち帰り専用メニューで、握りずし用に成型されてあるシャリが24個入りで400円前後です。店舗によって多少価格の変動があるようです。
店頭での注文ができるほか、アプリで予約注文と決済ができます。釣り場からスマホでお好きな店舗に予約もできます。一から酢飯を作る手間ひまが省ける、釣り人にはとてもありがたい好タイパメニューです。
海苔のカット方法
海苔は市販の全形サイズのもので大丈夫です。全形サイズは19cm×21cmの大きさが基本となっているようです。もし予算が許すようでしたら海苔については少しだけ高級な海苔を使用することをおすすめいたします。それだけで軍艦巻きのクオリティがまったく別次元のものに変わります。高級とはいっても500円も出せば十分な品質の海苔が入手できると思います。海苔の色が青がかったり、緑がかったりしておらず、黒々としているものがおすすめです。
さて、続いて海苔をカットする大きさですが、スシローしゃり玉前提の場合、3cm×13cmがおすすめです。キッチンバサミなどを用いてカットします。下図のように切り取れば、全形海苔1枚から軍艦用海苔を9枚取ることができます。スシローしゃり玉は24貫入りですので、全形海苔3枚あれば多少失敗しても足りると思います。
海苔の向き
3cm×13cmにカットした海苔をしゃり玉に巻いていきますが、海苔の向きにも気を配っていただくとより美しい仕上がりになります。まず、表と裏に注意します。海苔の光沢がある面が外側になるようにします。次に上下方向です。カットしたラインが綺麗な側が上になるようにしましょう。とくに全形の外周側だった部分はボサボサなラインになっている場合が多いので注意しましょう。
海苔の巻き方
いよいよしゃり玉への海苔の巻き方です。この工程が上手くいかないと、海苔の巻き終わり部分がシャリに付きにくかったり、ビローンと剥がれてしまったりしてしまいます。
上手に巻くコツは、下図のように海苔を巻きはじめる始点をしゃり玉の長辺の3分の1くらいの箇所からスタートし、ぐるっと第4コーナーを回ったあとの直線部分で海苔とシャリが接する直線をなるべく長くすることです。そうすると海苔がしゃり玉に定着しやすくなります。基本的には海苔の始点と終点は重なってはいますが接着する必要はありません。
ただし、不幸にして海苔が定着せず剥がれてしまう場合は、少量の酢水(酢:水=1:1)を作り、糊の替わりにして指を濡らし海苔の始点と終点の重なる部分をくっつけます。