愛知県田原市のサーフでキャスティングゲーム。当日はナギに恵まれて、サーフには多くの釣り人の姿が。この釣り人の密集を避けながらの、早朝から昼すぎまでの釣行の様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤孝一)
田原でサーフゲーム
12月21日、久しぶりに愛知県田原市のサーフに出かけた。真夜中に家を飛び出し、現地には午前6時ごろに到着。見上げる空には、まだきれいな星が輝いていた。風もなく穏やかな日になりそうだ。
タックルを準備していると、東の空が赤く染まり始めきれいな朝焼けが始まった。慌ててタックルを準備して、ヘッドライトの明かりを頼りに海岸へ向かった。海岸にはすでに多くの釣り人の姿があった。
密集する釣り人の中ではポイント移動できないので、私は釣り人の外れまで行きポイントを決めた。
広いサーフをランガン
最初はミノーを結び、夜が明け始めた海に向かってキャストしながら移動を繰り返した。ミノーで反応が出なかったので、バイブレーションに変更して広範囲を探るが、アタリはなかった。
日が昇り周囲の状況が確認できるようになってきたので、状況を確認しながら釣り続けた。ルアーはフラットジャーキーロデム、ワームに変更したが、早朝からの釣りでアタリが出ることはなかった。
潮止まりの時間を利用して、朝食と仮眠を1時間ほど取り再び移動。
トリヤマ狙い撃ちでソゲ
新しく移動してきたポイントに釣り人の姿はなし。密集していたポイントから移動してきたので、魚がいないのではないかと心配したが、双眼鏡で海をのぞいてみると遠くでトリヤマが確認できた。いつかはトリヤマが近づいてくることを願って、ここでサオを出すことにした。
釣り始めてすぐにスナメリの姿が確認でき、それを追うようにトリヤマが移動していく。届く範囲に来ることを期待して、私もトリヤマを追いかける。
トリヤマの移動は意外に速くて、小走りに追いかけながらチャンスを待った。ルアーは飛びキングに変更し、遠投ができるようにした。そしてなんとか届く範囲にトリヤマが来たのでフルキャスト。一度ボトムに落としてから巻き始めると、ロッドが重くなった。
ゴミかなと思ったが、巻き上げると小さなソゲがついていた。取りあえず魚の顔を見ることができた。小さい魚だが、「ブラボー!」。
この日は早朝から昼すぎまで頑張ったが、ナギの海からはソゲが1匹顔を見せただけだった。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤孝一/TSURINEWS編>
田原のサーフ