1,000匹超えを目指すワカサギの釣り方&誘い方解説 食い渋りの攻略が鍵?

1,000匹超えを目指すワカサギの釣り方&誘い方解説 食い渋りの攻略が鍵?

ワカサギ釣りはベテランから初心者、子どもまで楽しめる手軽な釣り。また食べてもおいしい魚で、調理も簡単にできるのがうれしい。数釣りも簡単で魚影の濃い釣り場なら1,000匹超えも狙える魚ではあるが、数を伸ばすにはそれなりのコツがある。今回は、ワカサギ釣りで釣果を伸ばすための、釣り方や誘い方などを解説する。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)

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ワカサギ釣り 淡水の釣り

ワカサギ釣りの誘い方7選

ワカサギの誘い方を7つ紹介する。下記のような誘いを組み合わせて、例えば「着底→たたき→段差誘い→フリーフォール→たるませ」など一連の流れとして行うアングラーも多い。状況に応じたアタリの出る誘いパターンを見つけ出そう

また、誘いを入れたら、意識して食わせの間を作るのもコツ。ほとんどの場合、誘いを入れて止めた直後にアタリが出るはず。

誘い上げ

仕掛けを底まで落としたら、水面から竿先をゆっくりと上げていき、目の高さぐらいまで来たら止めて食わせの間を作る。アタリは止めたときだけでなく、誘い上げているときに出る場合もある。その場合、竿先のモタレなど微かな反応になることも多いので見逃さないようにしよう。アタリがなければフリーフォールで落として再度誘うか、ゆっくりと誘い下げるのが有効な場面もあるので試してみよう。

段差誘い

竿先を水面から小刻みに止めながら段差状に誘い上げていく。止めたときにアタリが出ることが多く、5秒ほど長く止めたほうが良い場合もあれば、ハイテンポに誘うほうが好反応を見せることもあるので色々と試してみよう。目の高さまで誘ってアタリがなければ、フリーフォールorゆっくり誘い下げる。

焦らし誘い(巻き落とし)

仕掛けを底まで落としたら、すぐに2mほど巻き上げる。5~10秒したら再び底に落とす。一度ワカサギにエサを見せてから視線から外し、焦らすことで反射的に食わせる誘い。

1,000匹超えを目指すワカサギの釣り方&誘い方解説 食い渋りの攻略が鍵?焦らし誘い(作図:週刊つりニュース中部版 松森渉)

たるませ誘い

まず仕掛けを底まで落とす。普通は仕掛けを落としたら一度仕掛けを張るが、この釣り方は仕掛けを張らずたるませた状態で3~7秒水中をフワフワ漂わせる。食いつかないときは、仕掛けを少し巻き上げて再び仕掛けを落とし同じことをする。かなりの食い渋りでもワカサギが反応する誘いだ。

1,000匹超えを目指すワカサギの釣り方&誘い方解説 食い渋りの攻略が鍵?たるませ誘い(作図:週刊つりニュース中部版 松森渉)

たたき

オモリを底につけた状態で、たたき台にリールをトントンと軽くたたきつけるように動かす。小刻みに仕掛けを揺らして誘う。

振り子誘い

オモリを底につけた状態で、たたき台にリールを付けたまま穂先を上下に動かす。ブラブラと道糸を振り子状に動かすイメージで誘う。

スライド誘い

仕掛けを底まで落とし、仕掛けを上方へ少し上げて速い動きでスライドさせる。いきなり目の前にエサが現れ、反射的に食う。これで食わなければ今度は落として誘う。

1,000匹超えを目指すワカサギの釣り方&誘い方解説 食い渋りの攻略が鍵?スライド誘い(作図:週刊つりニュース中部版 松森渉)

ワカサギ釣りのマナー

ワカサギ釣りは誰もが楽しめる手軽な釣り。しかし水深がある場所を釣るこの釣りは、それなりに危険もある。ボート釣りでは必ずライフジャケットを着用すること。基本寒い時期での釣りなので防寒はしっかりとしてほしい。

風が強い日は無理な釣行は避けよう。また釣り場によってその釣り場のルールがあるので必ず守ってほしい。例えばねりエサなどの寄せエサは禁止など。湖によっては出航時間も決まっている。そして当然だが、ゴミは必ず持ち帰ること。

ワカサギをおいしく持ち帰る

釣れたワカサギはバケツやフラシに入れて、泥などの内容物を吐き出させる。あとはこまめにクーラーボックスに入れよう。

ワカサギはスーパーや魚屋では滅多に買えない小さな高級魚。釣りたてのワカサギを食せるのは、釣り人の特権であり醍醐味だ。

<週刊つりニュース中部版 松森渉/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年12月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。