海釣りで定番のフィールドといえば堤防や岸壁。初心者から上級者まで楽しめて、思わぬ大物が釣れることもある魅力的な釣り場です。ところが、足元には怪我や事故につながる危険がたくさん。しっかり理解した上で注意して楽しむようにしましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
堤防・岸壁に潜む足元のリスク4選
では、具体的な足元のリスクを四つ紹介します。
1、係留用の金具
多くの場所に設置されているのが船を係留するための金具類です。船を係留するときにロープを結んで使用します。大きめのリング状の金具は気付きやすいですが、小型で錆びているような金具は目立ちにくく、うっかりつまずいてしまうことも。移動時には見落とさないように注意して歩きましょう。
2、ロープ
係留されている船のもの、台船の固定用など頻繁に見かけるお馴染みの存在です。結んであるものはもちろん、交換や点検のため一時的にほどいたロープが足元に置かれていることも。
よそ見をしていると転倒の原因になって危険なだけでなく、ルアーや仕掛けが絡まってしまう恐れもあります。基本的にロープの近くに近寄らず、引っ掛かるリスクが高い場所では釣りをしないのも大切です。
3、ケーソンの継ぎ目
堤防や岸壁にある構造上の継ぎ目で、隙間に魚が住み着きやすい場所でもあります。狙い目のポイントではありますが、経年劣化や衝撃によって一部が崩れている部分や隙間が広がっている場所は要注意です。あまり目立たない分、近くを歩く際は注意が必要です。
4、ワイヤー、足場の鉄板など
ワイヤーで金網の固定と補強がされている場合や、緩衝用の古タイヤを固定する用途で足元に鎖が多い場所もあります。
ほかにも、隙間や穴を塞ぐ目的で鉄板を並べて足場にしている場所も多く目にします。うっかり踏んで転倒する原因にもなるため、徒歩移動はもちろんバイクや釣具の移動時も要注意です。
<杉本隼一/TSURINEWSライター>