食料品に日用品など、ありとあらゆる物価が高騰しつつあります。そんな中、釣りエサにも値上げの波が押し寄せているようです。エサが高いから釣りに行けない……、そんな悲しい状況を避けるべく、今回は、フカセ釣りのコマセの節約術4選を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
釣りエサにも値上げの波
物価の高騰が続き、穀物類を原材料とする食用油や小麦粉といった身近なものに影響が出ています。釣り人にとってこのような状況下で気になるのが釣りエサへの影響です。
以前よりオキアミを中心に値上げの波がジワジワと出ていた中、コマセに使用する配合エサにも影響が色濃く出始めています。特に、フカセ釣りやかかり釣りで使う配合エサは、穀物類値上げの影響を受けやすい独特な理由があります。
穀物類が影響受けやすい
配合エサをよく見てみると穀物類が多く含まれているのが分かります。クロダイ用のエサに押し麦とコーンが含まれるのは定番で、アピール力の向上と足止め効果は穀物類ならではの魅力です。クロダイもこれらの穀物を好んで食べることからも欠かせない原材料になっています。
実際に、釣ったクロダイの胃から大量の押し麦とコーンが出てくる状況に何度も遭遇しているため、値上げの影響はあっても穀物類はコマセに欠かせない存在です。
量が減っている場合も
先日、釣具屋さんで買い物をした際には、普段から購入していた押し麦の袋が小さくなっていることに気づきました。しかし、価格を見てみるといつも通りの値段です。価格は据え置きで半分の量になったことで配合エサにも値上げの影響が大きく波及していると実感させられました。
製造するメーカーも原材料の高騰に悩まされ、苦渋の決断だったのではと思います。とは言え、値上げでお財布が苦しくなるのは事実。配合内容を工夫して出費を抑えるのも今まで以上に重要です。