食料品に日用品など、ありとあらゆる物価が高騰しつつあります。そんな中、釣りエサにも値上げの波が押し寄せているようです。エサが高いから釣りに行けない……、そんな悲しい状況を避けるべく、今回は、フカセ釣りのコマセの節約術4選を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
コマセの節約術4選
ということで、コマセの節約術を四つ紹介したいと思います。
1、米ぬかを有効活用
コマセ作りで節約したい時、真っ先に名前が挙がるのが米ぬかです。近くにコイン精米があれば無料でもらえる場所もあり、コマセ作りでは重宝します。
米ぬかの使いやすさはトップクラスで、市販の集魚材もベースは米ぬかの場合が多いです。欠点は比重の軽さで、メジナ狙いに使うのであれば影響は少ないものの、クロダイの場合は狙うタナが深くなるためにコマセが沈まず魚が居る場所まで届けにくくなります。
2、砂で比重を付ける
1で解説した米ぬかの弱点を補う点で優秀なのが砂です。市販の集魚材は最初から重さが付いていますが、比重の軽い米ぬかを使う場合は砂を混ぜて重さを付けます。ホームセンターでは20Lで100円程度と破格の安さなのも特徴で、近くに採取できる場所があれば必要な分だけ確保すると効率的です。
3、1袋を数回に分けて使う
市販の集魚材を何回かに分けて節約します。言い方は悪いですがケチって使うのも節約では大切です。押し麦、さなぎ粉に配合エサとどれでも使える方法で、米ぬかや砂のかさ増しと併用すればかなりの効果が望めます。開封したエサの残りを保存する際は、あらかじめ1回分のエサをチャック袋などに小分けにしておくと鮮度を保ちやすく釣行時にも便利です。
4、一手間加えて集魚力アップ
エサに一手間加えて少量で高い集魚力を発揮できるように加工する作戦もオススメです。押し麦を例に解説すると、食紅や釣りエサ用の漬け込み液を使って着色する、オキアミのドリップを吸わせてから混ぜるといった工夫ができます。1回に使う量を減らす代わりに一手間掛けて集魚力を増強させた押し麦を作り出すのも面白いです。
<杉本隼一/TSURINEWSライター>