播磨灘でのエサを使っての青物狙いは、小アジなどの活きエサが主体です。小アジが問題なく朝に釣れれば、その日の釣りは上々なのですが、朝の貴重な時間を小アジ釣りで費やすのももったいないですし、確保できないこともあります。何かいい方法は……、最近その解決策が出てきました。それがエサ店で販売し始めた養殖ウグイ、通称ギンペイです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
ギンペイの保管方法
容器は、エビ用アジ用どれでも使え、淡水貯水量3~5Lあれば十分です。5匹程度ならば、もっと少なくてもエアーで生きています。私の容器は最大7Lのエビ用ですが、70%の5Lでエアレーションかけて元気よく泳いでいます。必ずフタ付きの容器で、飛び跳ね防止をしてください。自宅の普通の金魚と思う程度です。
そして、車での移動も何ら問題なく、船にも波止にも持って行けます。小アジだと水の汚れが気になりますが、ギンペイはきれい好きで、この点でも面倒がありません。前日購入でもしっかりと生きています。一晩保管をする時にエアーポンプの電池はチェックをしてください。
また、数量が多い時は、保管時だけ大きめの水槽(カルキ抜きした水道水のバケツで可)に移しかえておくのも、元気さを維持するために有効です。そして、エアーポンプは数量に合わせて、普通、強力、2台としますが、アジでもないので10匹程度ならば普通タイプで十分です。
生命力が強い淡水魚ですから金魚の感覚でOKです。金魚と同様と思えば、大きい容器やエアーポンプにエサを準備すれば、次の釣行まで生かしておくのも可能でしょう。ただし、情が移りそうですが、それぐらい元気です。
対象魚は多彩
活きエサでの釣りはなかなか面白いです。それを手軽にできるようになったと言えるでしょう。ギンペイは淡水で生き、海水で使える手軽さと生命力とを併せもった使い勝手のいい釣りエサで、エサ店で普通に、1匹でも20匹でも好きなだけ手に入るのが便利で、青物だけでなく、ヒラメや根魚も対象になり、さらなる可能性にも期待が持てるようです。5匹買って、メジロが3本釣れれば、本日は上々の楽しさになれます。
<丸山明/TSURINEWSライター>