9月15日、釣友の長尾さんと福井県・越前町の沖磯へ青物ショアゲームに出かけた。プラッギングとジギングでアプローチ。さて結果はいかに?
アクション変更でヒット!
ジャークを続けていると、海面にベイトの気配が現れ始めた。
アクションも広範囲の魚に訴える派手な動きから、「跳ね上げ→よたよたフォール」のワンピッチに変え、見せて食わせる釣りに切り替えてすぐ。
ボトムから5mほど誘い上げたところで、待望のグンッという感触が手元に伝わった。
「よしきたっ」と思わず声が出る。
ごついタックルを操作し続けるこの釣りは、筋トレのようなつらさがあるが、信じてシャクり続けた先にあるこの瞬間がたまらないのだ。
この魚はもしや?!
バットエンドを腰に当て、ぐいぐいリフトしていく。立ち位置の右手間には、大きな岩が沈んでおり、回り込まれたらアウトだ。ちょうど岩の近くまで来たところで、相手は一気に岩の方へ遁走し始めた。
「まずい」と思うと同時に「ひょっとして?」という期待が頭をよぎった。
いったん岩の方に向かった相手だったが、向こう側までは回り込めず、進退きわまって海面に横っ腹を見せた。
はっきりとした山吹色のラインと胸ビレ、期待通りのヒラマサだ!すぐに左側の深みに誘導し、ランディング態勢に入った。相手は足元のえぐれにはいつくばって最後の抵抗を見せたが、ロッドのパワーには勝てず。
60cm超ヒラマサキャッチ!!
観念したところで、長尾さんのタモ入れが決まった。キャッチしたのは60cm超のヒラマサ。
ヒットジグは『カルティバ撃投ジグ65g』だ。
サイズこそ大きくはないが、久しぶりのショアゲームで期待通りの結果が出たことがうれしかった。
<週刊つりニュース中部版 清須市・五井貴矢/TSURINEWS編>