アジングのゲストには「歯のある魚」が多い。そのほとんどは昼行性のため、デイアジングをしないことで避けられる。しかし、ナイトアジングにも、鋭い歯を持つゲストがいる。それが「カマス」だ。今回は、カマスが混じるエリアでのアジングについて対策を考えたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
ワームはエラストマー素材を使って
リーダーへの歯の攻撃は以上のような対策で防げるが、ワームは別だ。一般的な、やわらかいマテリアルの塩ビ素材のワームを使っていると、カマス・フグ・ベラ相手では一瞬でずたずたにされる。
そこで、これらの魚が混じるエリアでのアジングでは、「エラストマー系」素材のワームを使おう。エラストマー素材のワームとは、少し硬めのマテリアルで、歯のある魚からの守備力に優れる。筆者の印象では、D社の展開がもっともバリエーション豊かである。
注意点。エラストマーと塩ビは、素材同士が喧嘩して、混ぜた状態で保管しておくと溶けてしまう。エラストマーは購入した袋に入れたまま、ケースには移し替えずに使用しよう。
タチウオにはお手上げ
カマスをはじめとする歯の鋭い魚の攻撃は、やや太めのリーダーとスナップ、そしてエラストマー系のワームを使うと、大部分の被害を防ぐことができる。よほどセレクティブな状況でなければアジの食いも落ちないので、基本的にはこの設定で対策すると良いだろう。
同様に歯のある魚で言うと、ナイトアジングのゲストとしてもっとも怖いのはタチウオである。奇跡的にハリの掛かりどころがよくないと、こいつばかりはどうしようもない……。
<井上海生/TSURINEWSライター>