釣りの移動手段というとマイカーが主流だが、電車やバスといった公共の交通機関を使っての移動にもメリットがあったりする。今回はマイカーと公共の交通機関のメリット・デメリットを整理し、釣行時の移動手段を再考察してみた。
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電車・バス釣行での荷物まとめ方
電車・バス釣行では、マイカー釣行の場合より荷物を絞り込むことが必要である。投げ釣りの場合だと
・竿はできるだけ1本、リールも一台(竿にセットしておく)。
・仕掛けやオモリ、エサ、替えスプール、小物類などは全て中型のクーラーに収納する(投げ釣り用のクーラーだと、サイドポケットや餌箱、竿立てなどが付いているので便利)。
・食料や飲料水も保冷材とともにクーラーに入れ込む。
という形にすれば、竿一本、クーラー1個で釣行することも可能である。あと必要であれば、中型のカバンがあればほぼ釣行に必要なものが足りる。リュックも使用できるが、投げ釣りの場合は、キャスティングや、釣り場内での小移動が多いので、できれば竿1本、クーラー1個にまとめたい。
ハゼのミャク釣りの場合でも基本は同じである。クリールはクーラーに比べ、保冷力がやや低いので、電車釣行の場合は、小型のクーラーにした方が無難だ。竿は、小継のものがコンパクトで便利だが、置き忘れないように注意したい。
やはり小物類などもできるだけ絞り込みたい。こんなときこそチチワから錘までワンセットになったものが威力を発揮する。あとは、仕掛け巻きに連続仕掛けを巻いたものとハサミ、エサ、ウエスや若干のサルカンなどがあればOKである。
竿はできるだけ竿袋に入れておきたい。最近はリールをセットしたままで使用できるロッドケースも市販されているようだ。並継の竿では難しいかもしれないが、竿を安全に持ち運ぶために、できれば活用したい。
うまく潮時を捉えながら、疲れを少なくするための電車・バス釣行であるから、道具を少なくするための裏技にも少し目を向けてみると、いろいろ工夫の余地があると思う。
<牧野博/TSURINEWSライター>