7月29日、この日は有休を取り岐阜県高山市を流れる平湯川に釣行した。良型ヤマメにイワナと対面できた渓流ルアー釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・渡辺勝明)
平湯川で渓流ルアー釣り
私がこの川を訪れるのは約3年ぶりで、久しぶりの流れに思いをはせて現地に到着。ところが川を見て目を疑い、そしてがく然とした。昨年か一昨年に大水が出たのか、川の流れが全く変わっており、3年前の面影が全然見当たらない。しかも水深のあった絶好のポイントも土砂により浅くなり、到底魚が着ける場所ではなくなっていた。
この状況で釣りをするか迷ったが、せっかくここまで来たことだし日券も買っていたので、取りあえずロッドだけでも出してみようと、準備を整えて入渓する。水量が多く急流なのがこの川の特徴だが、そこだけは3年前と変わっていない。
ヤマメが顔見せ
先発ルアーにベアトリス53Sのオレンジベリーヤマメをセットしてスタート。急流の中の緩流帯を探してキャスト。少し沈めてロッドを縦にあおってアクションをつけて攻めると、早速魚のチェイスがあったが、フッキングせず。
間髪入れずに再びキャストして、同じように攻めると今度はヒット。この日のファーストフィッシュは、18cmほどのきれいなヤマメだ。荒れた川でも魚がいたことにひと安心。
27cm良型ヤマメがヒット
その後は15cm以下のコッパヤマメの猛攻に遭いながら釣り上り、水深のある瀬のポイントが現れた。「ここは絶対いる!」と思いルアーチェンジ。アレキサンドラ50HWの九頭竜ブラックに替えてアップクロスにキャスト。
ドリフトさせながらトゥイッチで攻めると、ゴンといい手応え。すかさずアワセを入れるとヒット。少し型がいいようで、なかなかの引きを見せる。慎重に寄せてネットインしたのは、27cmの良型ヤマメだ。厳しい環境で生き抜いた魚体は、ひと際美しかった。