7月2日、三重県の櫛田川上流に行って来た。解禁日に釣行した際は芳しくなかったが、上向いてきたと聞きこの日はリベンジ釣行。チビアユはリリースして15~19cmを31匹キープした釣行の模様をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石橋英之)
櫛田川でアユトモ釣り
7月2日、解禁特集でご紹介した三重県の櫛田川上流に行って来た。実は解禁日に釣行したが芳しくなかった。だが上向いてきたと聞き、この日はリベンジ釣行だ。
午前8時に組合長宅でオトリと情報を仕入れ、最近好調の山林舎裏に向かう。橋から川を見ると、石色は良く魚も見えるが平水より10cm以上低く、渇水に青藻が気になる。
まずは橋上の波立ちからオトリを通すが反応なし。ひと通り探り、下流の淵でオトリを取ろうと移動する。けれど、時間的に早いのか魚は見えるが掛かってこない。川遊びの親子が来たところで再度橋の下流に戻った。
待望の1匹目は12cm
上飛ばしで泳がせると、右岸側の岩盤で待望のアタリ。慎重に取り込むと12cmだ。この魚を泳がせると、次は10cm。1時間で同型を3匹追加したが、良型が掛からないので下流に移動する。
空いていた波瀬大橋の下流で再開。波立ちから石裏と探っていくが、魚は走り回っているものの渇水で落ち着いていない感じだ。
ならば水深がある橋の直下の流れ込みに移動。オトリを止めて待っていると目印が流れた。サオを立てると掛かっているが団子。引き抜くと、やはり空中バレ。
小学校下流で良型連発
オトリが弱ってきたので、次の本命ポイントの小学校下流のエン堤下に移動する。ここは解禁から釣れ続いており、人も多く入っているため、そろそろスレているかな。
森本君がいたので話を聞くと、朝からツ抜けしているとのこと。目の前で17cmを掛けた。
新品のオトリをもらって下流でサオを出すと、同型が一発。波立ちを攻めると、ここというポイントで確実にアタリがあり、30分で5匹追加した。
乙栗子口橋下流へ移動
元気なオトリが手に入ったため、組合長から魚影が濃いと勧められた乙栗子口橋下流に移動する。解禁特集で紹介した旧道の消防道路から入川し、上流に歩いて淵を渡る。
小石底のポイントに来ると、良い色をしていたため、オトリをセットして足元から泳がせた。4m行った所で目印が飛び、引き抜いたのは16cmのアユ。真っ黄色の魚体とはいかないが、きれいな魚だ。
オトリを替えて送りだし、同型を追加。腹を返す群れアユの感じではなく、追って掛かる感じだ。川の中央に立って幅広く探り、気持ちいいアタリで追加した。
サオの影に気を付けて連発
上流のチャラ瀬に移動。右岸側の岩盤底では今までと違った横っ走りのアタリ。引きを楽しんで取り込んだのは19cmの真っ黄色。
ここから少しずつ上流の鏡のカケアガリになるが、至る所で腹を返した魚が群れになって見え、所々でその群れアユを追う野アユが確認できる。サオの影に気をつけて泳がせると、群れアユと着きアユが交互に掛かってきた。
18cmの良型登場
ひと通り探って本命の流れ込みの深場を狙うが、期待に反して反応なし。ならばと流れ込みのガチャガチャにオトリを入れると、待ってましたと18cm。
次を期待するが続かない。今日は着きアユより群れアユを狙った方が数が伸びそうだ。
上流の瀬肩に地元の人がいたのであいさつをして上流の乙栗子橋下流に入る。ここもトロ場にはかなりの魚が確認できる。静かに上飛ばしをして3匹追加した。
浪瀬大橋上流の瀬で真っ黄色
瀬を釣りたくて波瀬大橋上流の瀬に移動。狙っていた瀬には先行者がいたので、下の開きから泳がせる。ここも石は磨かれており期待できそう。
人が通る橋の直下で、気持ちいいアタリで17cm。オトリを交換して上流に泳がせるが、しばらく反応がなく流れ込みまできた。大きめの石で止めると、目印が上流に吹っ飛んで真っ黄色。
再度筋を変えて泳がせると、同型がサオを曲げてくれた。オトリ任せに泳がせると、群れに入ったのか下流に泳ぎ、反転した所でギラリと光って17cm。ここの群れアユは朝と違ってサイズも良く楽しめた。