まだ6月だというのに早々と明けてしまった今年の梅雨。雨らしい雨が降らないうちに太陽がぎらぎら照りつける夏日が続いている。「じっとしていても暑い夏は川遊びに限る」ということで、6月29日は少し早い夏休みを満喫しに、和歌山県の古座川町を訪れた。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・中西)
待望のテナガエビ発見
しばし休憩がてらエビを鑑賞した後、次は本命テナガエビをと釣り再開。が、その後は釣っても釣ってもスジエビばかり。何も考えずに仕掛けを落としていては先にスジエビがヒットするので、水中を観察してテナガエビを探し、発見できればその目の前にエサの付いたハリを落とす作戦に変更。
全員でテトラの隙間や影にテナガエビがいないか捜索すると、少し下流のテトラを探していたそらなさんがテナガエビを見つけた模様。とりあえず狙いのテナガエビもいることがわかり一安心したのだが、ここからが長かった。
ハリに乗らず苦戦
エサを目の前に持って行くとその特徴的な手をのぞかせエサをもっていくのだが、スジエビのタイミングでサオを起こすとビンビンというエビ特有の感触だけ残してバレてしまうという何とももどかしい時間。大の大人がああでもないこうでもないと知恵比べをしているうちに、あっという間に1時間半が経過していた。
そろそろ釣れてほしいと思っていたところで仲さんにようやくの1匹。夕暮れが近づきエビの活性が上がってきたのか、すぐに佐々木さんにもヒットし、続いてそらなさんもようやく本命とご対面となった。
ファン付きベスト
とはいえ、実際のところは狙いのテナガエビの前にエサをちらつかせ、掛けては離されの泥仕合。オーバーヒートしそうな状況で活躍したのが、Hapysonの釣り用風神服。ここ数年で一気に市民権を得たファン付きのベストで、サングラスポケット、D環、ファスナーポケット、腰回りループなど、釣りに役立つ設計となっている。長い夏となりそうな今夏、熱中症予防の強い味方になってくれること間違いなしだろう。
ウキ釣りでウグイも顔出し
全員がテナガエビをキャッチした後はそらなさんだけノベザオを使ったウキ釣りへシフト。ブドウムシをエサに流れの中に潜む川魚を狙う。浅い流れの中を膝上までつかりながらじゃぶじゃぶと進み、少し流れの強くなった場所に目を付けたそらなさん。早速ウキに出た反応にアワセを入れ、見事にウグイをキャッチ。
一方、佐々木さんと仲さんはまだまだエビ釣に夢中。数匹追加に成功したところで楽しい時間は幕となった。
釣りの後はBBQを堪能
今回は大人の夏休み企画ということで、釣りの後は場所をオーシャンフィールドに移してBBQ。お肉はもちろん、藤田船長が友人からもらったというヒラスズキに、道の駅で仕入れた地元の野菜をおなか一杯食べ、ちょっと早い夏休みを満喫。古座川の夜は更けていった。