新潟県上越の地は有数の漁場が存在し、最盛期は日本全国からマダイファンが訪れる。1年の中で最も熱い短い季節がやってくる。今回は春の風物詩・乗っ込みマダイについて実際の釣果を交えながら記述していきたいと思う。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤岡和貴)
ひと流し目から良型マダイ
効果的な誘いが功を奏し、ひと流し目から良型のマダイが掛かる。やはり乗っ込みマダイは面白い。理由は高活性で浮いているマダイの層は高く、指示ダナが浅いためマダイの力強さをダイレクトに感じることができるからだ。
マダイと人とのハリス1本のやり取りはまさに心理戦だ。押しての引いての繰り返しが続く。誰かが言ったか「釣りと恋の駆け引きは面白い」と。まさに言葉通りの瞬間だ。
最終釣果
今回は終始、マダイと心理戦を繰り返し十分な釣果を得ることができた。結果は12匹。本日のサオ頭となることができた。どれも美しいマダイばかりだった。乗っ込みマダイは産卵にむけ浅場にやってくるため産卵のため体力を消耗し、そして日焼けで黒くなるイメージが強い。
しかしながら、今回のマダイを見るからに産卵にむけて最も活力がある新群れであることがわかる。食べてうまい!釣って面白いそんなマダイばかりだった。友人にも嬉しい笑みがこぼれる。
今後の展望
釣り人を魅了するこの季節は決して長くはないが、6月いっぱいは連日「乗っ込みマダイ」を狙える可能性は高い。比較的に手軽にマダイを狙えるチャンスはそうそうない。是非ともチャレンジしていただきたい。
しかしながら、通年こうも釣れるとは限らない。今回大漁だったからといって過信せず、日々その状況下で試行錯誤する必要がある。今回の作戦もその中のひとつの引き出しでしかない。ハリスの太さ。長さ。ハリの大きさなど季節に応じた対応が必要だと私は考える。簡単ではあるが釣果報告といて今回は締めとしたい。
<藤岡和貴/TSURINEWSライター>