大人気! イカメタルのシーズンが今年も盛期に突入した。この時期のターゲットは、なんといっても美味なケンサキイカ。小型の数釣りはもちろん、40cmを超えるパラソル級も期待できる。今回はこのケンサキイカをターゲットに据えたイカメタルゲームのあれこれを、エキスパート青木将晴さんに解説してもらった。ぜひ名手のテクニックを覚えて、ライバルに差をつけよう!
釣り方(誘い方)
イカメタルでは、まず船長に魚探に映っているベイトのタナをリサーチしてもらい、情報を入手してから釣りを始める。
出船してすぐは釣れるタナも深いことが多い。
暗くなり、集魚灯が点灯すればベイトのタナも徐々に浅くなり、それに合わせるようにイカのタナも浅くなる。
具体的な釣り方としては、まず仕掛けをタナまで落とし込み、ロッドを上下に動かしてアクションをつける。
ロッドを5回程度上下に動かしてやり、アピールした後はしっかりと仕掛けを止めてやることがキモになる。
アタリ
イカがアタックしてくるのは、アクションをしてから仕掛けを止めた直後。
このときにしっかりと仕掛けを止めて集中し、アタリを逃さないようにすることが釣果アップにもつながる。
アタリはスッテを止めた後に出ることが多いため、止めた後は瞬時にアワセができるようにする。よそ見をせず穂先から目を離さないこと。
アタリの種類は豊富で、どんなアタリで掛けアワせていくのかを試行錯誤するのもイカメタルの魅力だ。
基本的には穂先が入る、穂先が戻る、ロッドに重みが乗る…といったアタリが多い。
アタリが出ればすぐにアワセを入れる。
あまり豪快に強くアワセを入れると、身切れする可能性があるため適度なアワセ方が必要となる。
アワセ方はアタリが出た瞬間に軽くロッドを立てるだけ。アワセが遅れると掛からない場合が多い。
イカが掛かればテンションを抜かずに、ゆっくりと巻き上げる。
ゆっくりと上げることで、周辺のイカにもスイッチが入り、周りも釣れだすことが多い。
取り込みと保存
釣り上げたイカは水を吐くようなら水面で吐かせ、素早く船上に抜き上げる。
船によって異なるが、イケスが付いている船ではイケスに入れ、イケスがない船はザルにためていくパターンが多い。
夜釣りとはいえ、夏場は気温が高いので、クーラーボックスには鮮度が落ちないうちに入れていこう。
<週刊つりニュース関西版 青木将晴/TSURINEWS編>