また、やってきました…暑い夏。今年は例年以上に暑く感じる夏だが、そんな暑苦しい夏でも最高にエキサイティングでハラハラドキドキな釣りを今回はご紹介!それはシーバス!どーせ、河川シーバスでしょ?と思われるかもしれないが、河川ではなく海、それもシーバスアングラーがほとんどフィールドとして選ばない筏 (イカダ) からのトップシーバス!この釣りの醍醐味と筏ならではの釣り方を紹介しよう。
イカダシーバスに挑戦
8月4日、釣友の馬場さんとその彼女の岡崎さんと、熊本・天草・御所浦一帯のイカダ、瀬渡しをしている源宝(げんぽう)丸を利用して、イカダからのシーバスに挑戦してきた。
午前6時には大道(おおどう)港の桟橋に迎えに来てくれ、5分ほどでイカダに到着。タックル準備に取り掛かる。
今回使用タックルはロッドが『オーシャンルーラー/ロンギヌス』8.3フィートにリールは『シマノ/バイオマスターSW』、ラインはPE0.6号、リーダーは3号を使用。ルアーは各メーカーのシンキングペンシルだ。
女性の岡崎さんは今回はルアーではなくサビキ釣りにチャレンジしてみた。
見切られている?
最初はシンキングペンシルで養殖イケスのギリギリを狙いキャストを3回。
すると後方でいきなりのボイル発生!すぐにボイルした先1mにキャストしアクションを開始すると…「シーン」
「何かおかしい」と少しの魚とのズレを感じながらルアーのサイズ、カラー、アクションを変え、探りを入れていくが反応が全くない。
シーバスは元気に海面を割り、身を乗り出しながらカタクチイワシをボコボコと捕食しているのだが、各シンキングペンシルに反応しないのだ。
そこで一番魚に近いルアーとしてシュガーペンシルを投げているのだが、ルアー目前数cm~数mmで反転してしまう。ミスバイトと思わせるような水飛沫をあげるだけで、実際はギリギリで見破られている感じだ。
「やりこまないと見えてなかった部分がやっぱりあるな~。」
とシーバスに感心している場合ではないが、毎年シンキングペンシルのみで釣れていたので、この状況は新たな発見と共に引き出しが増えるし、ルアー選択の多さも増える。
ルアーチェンジ
シンキングペンシルの「食わせ」が見切られるなら「リアクション」の釣りだと、ルアーをレンジバイブのイワシカラーに替え、イケスがない方向にあるオープンエリアに超遠投。
60mほど距離を稼ぎ、着水と同時に超高速巻き!10巻きしたところで「ゴンッ!」サイズは65cmの良型だ。釣れたのは素直に嬉しいのだが、全く納得のいかない1尾。
「パターン化すればな…」と、2尾目を狙い、同じように超高速巻きをするとゴンッ!パターン化できたかと思ったが、すぐにフックオフ。やはり…さっきの魚も外掛かりだったし…。その後、バイブレーションには無反応になった。
再びシンキングペンシルに替え、やっと食ってきたシーバスがハリ外れ…。馬場さんもトップには出るが、乗らないシーバスに大苦戦だ。