エギングでアオリイカを釣るための5つの条件 【生態・時期・時間・場所・潮周り】

エギングでアオリイカを釣るための5つの条件 【生態・時期・時間・場所・潮周り】

エギングでアオリイカを釣るためには、アオリイカがいるポイントや、時期ごとの行動パターンなどを知ることが重要です。今回はそんな「アオリイカ」の生態から、釣りやすい時期や、時間、場所などの条件を徹底解説。また、全国各地域の釣れる時期がいつ頃なのかも解説します。

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アオリイカが狙いやすい場所

時期ごとに狙うべきポイントについては触れましたが、アオリイカは回遊性が強く、餌を求めて潮に乗って釣り場に回遊してくる個体も多いので、基礎的な要素として「潮通しの良さ」、「餌となるベイトの存在」も鍵になります。

また、アオリイカが釣れるかどうかを判別する簡単な方法は、釣り場に墨跡があるか確認することです。墨跡があるポイントは、すでにそのポイントでアオリイカが釣れていることを表しているため狙える条件が揃っていると考えていいでしょう。

エギングでアオリイカを釣るための5つの条件 【生態・時期・時間・場所・潮周り】墨跡はアオリイカのいる証拠(提供:週刊つりニュース西部版 編集部)

もちろん墨跡がなくても狙える未開拓のポイントもあるはずなので、条件が合いそうなポイントはチャレンジしてみるのも手です。

アオリイカを釣りやすい時間帯

アオリイカは夜行性で、月夜ほどの一定の明るさを好み活発になると考えられており、漁でも満月の夜に漁獲量が上がるデータが出ています。

マヅメ時の薄暗いタイミングで活性が上がることや、暗い夜の常夜灯下を好むことも知られており、釣りやすい時間帯としては朝夕のマヅメ時と夜となります。

ただ、マヅメ時の場合、アオリイカの捕食者である青物などが回遊しやすく、その間はエギに反応しないことも多いです。特に小型で捕食されやすく青物の回遊が多い秋シーズンには、そのあたりも考慮して時間帯や釣り場を選ぶといいでしょう。

エギングでアオリイカを釣るための5つの条件 【生態・時期・時間・場所・潮周り】夜は高活性になる(提供:TSURINEWSライター野中功二)

昼でも釣れる?

活性は夜やマヅメよりも落ちるものの、昼間でもエギングでアオリイカを狙うことは可能です。

基本的に昼のアオイリイカは障害物やボトムなどに隠れていますが、活発な秋の新子であれば湾内で群れているのを視認できることもあるように警戒心が薄いため狙いやすいです。

エギングでアオリイカを釣るための5つの条件 【生態・時期・時間・場所・潮周り】昼の釣りではサイトフィッシングが成立する場合も(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

潮の動きと釣果

潮が動くタイミングは、プランクトンが流され小魚の捕食スイッチが入り、それらを餌とするアオリイカも活性が高まります。泳ぎが得意とはいえないアオリイカは潮の動きに乗って回遊してくるパターンも多いと言われているため、エギングにおいて潮の動きは重要な条件となります。

大潮、小潮等の潮回りはポイントの潮通しなどにもよるため、一概にどの潮回りがベストとは言えません。ただ、タイドグラフを見て「活性が上がるマヅメ時に潮が動く」、「活性の上がる満月の日に潮の動く時間帯でポイントに入る」など、潮が動くタイミング+好条件を意識した釣行を行えば釣果に繋がるはずです。

潮と回遊パターン

潮の動きに乗って回遊するアオリイカは、基本的には上げ潮に乗って餌場になるポイントに入り、下げ潮に乗りイカが沖に帰るイメージを持っておくといいでしょう。

そうなると、上げ潮のほうが良さそうに聞こえますが、どちらが良いかはポイントにもよってきます。下げ潮で小魚が沖に払い出されるのを狙ってイカが溜まるようなポイントもあり、ポイントに通ってどんな潮、時期、時間帯ならばアオリイカが回遊してくるか、ベストの条件を見つけることが重要になります。

<渡辺竜平/TSURINEWS編集部>