淡水小物釣りに出かけた筆者。当日はグルテンエサでタカハヤを寄せて釣る作戦を決行。見事ツ抜けを達成した釣行を、グルテンエサの優位性の説明交えてレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター中辻久範)
代表エサ3選
実釣の前に、まずはタカハヤ釣りにおける代表エサを3つご紹介しましょう。
グルテン系エサ
主にヘラブナ釣りに使用する市販の練りエサの1種です。
私がよく使うM社のグルテン1には原材料の一つにニンニクの成分が使われており、この匂いで魚を寄せながら釣れる、というエサです。匂いのキツさとしては申し分ないです。またどこの釣り具屋さんにも在庫がある身近な市販エサと言えるでしょう。
魚肉(ポーク)ソーセージ
これは人間の食材ですが、釣りエサとしてもタカハヤはよく食います。
長所は釣り場までのコンビニで購入できる点ですね。特に私の場合、自宅から釣り具屋さんが遠いので釣り場までのコンビニで購入します。匂い系のエサですがグルテンにはかなわないでしょう。
ご飯粒
これも人間の食材ですね。
食いが良ければこれでも釣れます。しかしこれだけだと匂いはほとんどないのでさなぎ粉をまぶして使います。
タカハヤ狙い淡水小物釣り
2月28日(月)午前中の仕事を終わらせ、自宅で昼食をとり午後1時に釣り場に到着、すぐに釣り開始しました。釣行エリアは和歌山県橋本市高野口町嵯峨谷付近の嵯峨谷川(紀ノ川中流エリア)です。天候は快晴で気温は15度と4月中旬並みの暖かさでした。ターゲットはタカハヤです。
釣り方と作戦
午後2時半に用事があったので、1時間しか釣行時間は取れませんでした。短時間勝負なので、出来るだけポイント移動したくありません。1箇所に魚をすぐに寄せて釣る作戦としました。
タックル&エサ
竿はSZM岩清水3.6m渓流竿1本のみ、仕掛けはミチイト1号、3号玉ウキ、ガン玉6号、K社の0.4号糸付金袖2号とします。エサはグルテン1のみを2Bガン玉より若干大きめに丸めて使用しました。
カワムツが連発
まず川の様子を観察します。魚影がほとんど見当たりません。1日や2日暖かくてもなかなか魚は動かないんでしょうね。しかし、今回は魚を寄せて釣る作戦です。めげずに仕掛けを投入しました。
1分ほどすると岩陰からエサに向かって魚影が走り、直後に玉ウキは勢いよく引っ張り込まれました。なんのアタリかは解っております。手中に収まったのは6cmのカワムツでした。この5分後に釣れたのも5cmのカワムツ。
カワムツとタカハヤが共存しているポイントでグルテンを使用すると、先にカワムツに食われてしまうことが分かりました。
ポイント移動で本命登場
あくまでこの日の狙いはタカハヤであり、グルテンはタカハヤに効果があるのか実験釣行です。時間がないので1回のみポイント移動です。
嵯峨谷川は上流に上がるにつれてカワムツはいなくなり、タカハヤのサイズが上がります。そして良型タカハヤは少々大きめのエサでも飲み込んでくれるので、グルテン玉を先程よりも心持ち大きめに付けてアピールアップを狙いました。
このポイントは岩と岩の間に穴があり、タカハヤの巣になっております。この穴一点狙いに定め、仕掛けを投入するとすぐにウキが沈みました。上がってきたのは7cmのタカハヤでした。
タカハヤ入れ食い
ここからは納竿の午後2時まで入れ食い状態でしたね。動かずしてタカハヤ10匹追加です。これはグルテンの匂い寄せ効果があったと言えるでしょう。
この日の最終釣果はカワムツ2匹に平均5cmサイズのタカハヤ10匹、計12匹でした。