連日記録的な猛暑が続いているが、7月末、三重・尾鷲の磯に釣行した。この時期は暑さとの闘いでもあるが、水温も20度を超え魚も活性が高く、青物などの回遊もあり、何が釣れるか分からないというのが夏磯の魅力だ。
TSURINEWS編集部
2018年8月28日
遠投でエサ取り対策
潮はこの釣り場では本命である左手へ流れる潮である。期待に胸を膨らませ磯際とサラシの先にできるヨレにまきエを打つが、まず現れたのはアジ。
厄介な展開になりそうだ。
磯際やヨレに仕掛けを投入してもさしエが残ってこないので、磯際に多めにまきエを打ち、仕掛けは遠投する作戦にシフト。するとたまにエサが残るようになった。
これはチャンスとばかりに仕掛けを流していくと、穂先までひったくるアタリがきて30cmほどの尾長グレをキャッチ。大きくはないがやはり尾長グレ、その引きと魚体の美しさに見惚れながら次を狙っていく。
当日最大は37cm尾長グレ
連発を狙っていこうとするが、潮が当て潮になったり逆潮になったりと安定せず、苦戦を強いられる。それでもうまく同調ができれば豪快なアタリで尾長グレが応えてくれ、ポツポツと追加に成功。
そして一瞬沖に潮目ができたタイミングに、当日最大となる37cmの尾長グレが登場し、暑さを吹き飛ばしてくれた。
しかしその後は反応がなくなったので、仕掛けを重くし深いタナを狙うことにした。すると一気にウキが消し込むアタリが出て、釣れたのはソウダガツオ。もちろんおいしい魚なので即しめてクーラーへ。
続いては旬のイサギも釣れ、夏磯を満喫したところで昼の12時半に納竿とした。
今後もまだまだ暑い日が続くが、磯ではグレをはじめおいしい魚と出あえるので、こまめに水分補給をしながら尾鷲の夏磯を楽しんでみてはいかがだろう。
今回の釣果！＜週刊つりニュース関西版APC・谷脇英二郎 ／TSURINEWS編＞
この記事は『週刊つりニュース関西版』2018年8月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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