エリアフィッシングが最盛期を迎える冬季、しかし寒さに強いとはいえさすがのマス類も適水温を下回ると通常のスプーンのスローリトリーブでも手強くなってしまう。フェザージグが使用可能ならば強い味方となが、できない場合はリアクションで食わせる方法が有効となる。ここではリアクションを誘発し易いボトムプラッギングを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
アクション方法
続いて、使用法を紹介する。
ボトムバンプ
基本的な使用方法の一つめはボトムバンプである。ボトムステイさせやすいシャッドやボトムクランク等で使用できる方法である。
キャスト後、着底したらリーリングを最小限にしつつ、ロッドは45°程度に構えて10~20cm上下させながらルアーがあたかも底をついばむベイトのように動かす方法である。上下の動きに反応しやすいニジマスや、上下と共に左右へのダートも行うジグタイプのルアーはイワナやブラウントラウトも反応しやすい。
デジ巻き・マジックジャーク
続いてはデジ巻きやマジックジャークと呼ばれる使用方法である。特にフローティングタイプのシャッドのみならずスプーンにも応用できる方法であり、トラウトのトーナメントで使用されることもある。
プラグの場合、潜航からの浮上時にバイトが集中することが多い。キャスト後の素早いリーリングで潜航させ、2~3秒止める。この時ルアーは少し浮上する。アタリが出なければリールを1/4回転程させて再び潜航~浮上の動きを繰り返す方法である。リアクションを狙った釣り方で時折爆発的な効果が期待できる。
リトリーブ
最後はただ巻きである。全てのプラグの基本となるリトリーブ方法であるが、シンプルが故に奥深く、特にボトムクランクに使用することが多い。
基本はリーリングが1秒1回転の比較的速い釣り方から10秒程度で1回転程度の超スローなリーリングまで、マスの反応を見ながらの展開となることが多い。特に厳冬期程スローなリーリングを試して貰いたい。
様々なボトムプラッギングのパターンがあるが、これらを組み合わせることにより新しいゲームの展開も期待できるので是非試して頂きたい。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>