40g前後の軽いジグやタイラバで、水深25~40mの浅場を狙う〝オフシャロゲーム〟に注目が集まっている。イサキ、マダイ、青物、根魚など幅広いターゲットと手軽に遊べるが、追求すればとても奥が深い釣り。7月末に北九州市小倉港のガイドサービスセブン(宮崎晃船長)に乗船。その様子を取材した。
実釣の開始
釣り方は、スピニングタックルで約40mキャストし、着底したら中層までスローピッチでシャクリを入れる。
ロングキャストする理由は、シャローなので直下に落とすとアピールする時間は必然的に短くなるが、ロングキャストすれば魚の遊泳層を広範囲に探ることができる。もちろんエビにならないように、ジグは小まめに回収することも怠らない。
しばらくすると、宮崎船長の鋭いアワセが決まった。
「フォール中に食いました。これはイサキですね。」
と、笑顔でやり取りを楽しみながらぶり上げたのは43cm 1kgオーバーの良型イサキ。
「イサキはフォール中、もしくはただ巻きで食ってきます。狙い通りでした」と話す。
イサキをはじめ「ちょっと色物がほしいですね」と言うと軽快なアクションで食いを誘い良型アコウ、マダイを仕留めていく。
しかし、潮はある程度動いてはいるが、船中ぽつぽつ釣れる状況。
渋いながらも拾い釣り
「海の様子を見ると、まだまだクリアではないですね。先日の大雨の影響でまだ濁りがあります。魚も濁りは嫌いますから」とのこと。
それでも船中ではセブンスライド40g・オレンジ、Tai―R40gグローグリーン・グリーン・ピンクなどを駆使した乗船者らに、マダイやアコウのヒットが続く。
時折、サオを大きく曲げる良型も姿を見せ、午後2時30分まで真夏のオフショアフィッシングを楽しんだ。
<週刊つりニュース西部版 西岡宏祐 /TSURINEWS編>
ガイドサービスセブン