群馬県藤岡市にある三名湖が、いい意味で異様な光景となっている。工事による大減水で水面積が狭まったことで魚が高密度化して、真冬とは思えないほどの釣れっぷりを見せているのだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 伊藤さとし)
三名湖の概況
底がとれるポイントも増大し、底釣りファンにはまたとないチャンスと言えるだろう。もちろん、これまでどおり宙釣りも好調なので、今期の納竿・初釣りは大釣りの期待大かも。
例年よりも数は減らしたものの、今年も新ベラ放流が行われた。工事による大減水により水域が狭まったことで、魚の密度が増して「厳寒期・減水=食い渋り」の図式になっていないところが面白い。取材時は見る見るうちに水位が下がっていたにも関わらず、魚の活性はすこぶる上々だった。
これから年末にかけて、さらに水位が下がり12月17日から3週間程度、大手張桟橋が使用不可となり、大土手桟橋先の一の入江階段も渡れなくなる。また新たな変更も出てくる可能性があるので、釣行前に光月の公式HPや電話でチェックしよう。
ポイント
三名湖のポイントを紹介しよう。
桟橋
これまで考えられないほど、短竿で底がとれるようになっている。場所によっては、浅すぎて釣りにならないかもしれない。だが地形が露出しているので、傾斜や底の状態を把握するには最高のタイミングとも言える。スマホなどで写真を撮って残しておくといいだろう。
舟
かつてないほどの減水中だが、底釣りファンにとってはむしろ好都合だろう。とくに底釣りポイントに乏しい舟釣りでも底がとれる範囲が拡大しているので、未知のポイントを狙える面白さがある。
大幅な減水のため、上流筋や各ワンド奥は見切って、中央ロープの本湖方面がおもなポイントとなるだろう。なお6m減水時点で、中央ロープの水神前だと竿30尺で底がとれたことを書き添えておこう。