このところ日に日に寒くなり、布団にくるまって過ごす日が増えてきた。どこの川も水温の関係か、魚たちの反応も今ひとつ。そこで、冬場でも温かいことで知られる、愛知県名古屋市中川区の荒子川に出かけた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・丹羽祐介)
荒子川でルアーゲーム
現地には、12月5日午前9時ごろに到着。今回は駅前広場~公園横までを探る。まずは駅前広場周辺からスタート。ここはJR八田駅から徒歩数分で、近くにはコインパーキングやコンビニがあり、アクセスはいい。川幅は狭く、一見小さな水路といったところだが、バスやナマズ、ティラピアが狙える。
川面へ近づくと水面から湯気が立っており、温排水によって水温が高いことが見て取れた。減水傾向だが、流れは少しあるようだ。
40cmティラピア強引
レーベルのポップR(P61)のアピール系をフリップキャストで水路のシェード奥へと送り込み、波紋が消えるまでステイさせる。
そこからロッドをゆっくり引き切り、ルアーを水中へダイブさせた。このときに生じる音は、チャガー音と呼ばれる。そこからまたステイさせると、コツンと何かがルアーに触った。これは!と思い、そのまま置いておくこと数分後、バシュッという捕食音とともにルアーが引き込まれた。
重さが十分に乗ってからスイープフッキングすると、ロッドが大きく弧を描いた。ミディアムライトのロッドがひん曲がり、魚はシェードの奥へ奥へと突っ走る。慎重にリールを巻いていくと、魚が近寄ってきた。ティラピアだ。しかもデカい。
とても抜けそうにないので、ランディングネットでキャッチしたのは40cmのティラピアだ。
ウィードからライギョがアタック
次に噴水公園下流部へ移動。ここはウィードで覆いつくされており、水深も浅くパッと見では魚が着いていないように見えるが、魚はウィードの中に潜んでいる。
岸際とウィードの隙間を狙ってルアーをキャストし、テンポよくウィードの上をホッピングさせてはステイを繰り返してみた。すると3投目で水柱が上がった。しかし、うまく乗せられず痛恨のバラシ。うちわ状の尾ビレが見えたので、ライギョのようだ。