大阪南港にやっとこの秋冬のアジが回遊してきた。しかも25cm級と型がいい。筆者にとって2021年冬のアジ初釣果となった12月2日の大阪南港での釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
大阪南港の当日の状況
12月2日、夕方に大阪南港にエントリー。中潮回りの上げで、17時ごろに上げきり。筆者が堤防に立ったのは18時前後で、まだ時合いの雰囲気が残っていた。
この日は非常に鵜の姿が多かった。これは期待が持てる。鵜がいるということは、ともかくそこに何か食える魚がいるということだ。時期的にアジだろう。いるな、と呟きながらタックルをセッティングした。
5.7ftのアジングロッドに1000番スピニングにエステルライン0.2号、ジグヘッドは0.8g~2g程度を使っていく。
ヒットパターン発見まで
筆者はまずアジはプランクトンパターンと決め込んで探っていく。釣り方は、まずはレンジキープ。0.8g前後のヘッドにワームは1.5inchくらいでふわふわと水中を漂わせ、ときどきシェイクする。レンジは5~25カウントくらいまで釣っていく。
しかしこの日のアジは筆者の常套手段が通用しなかった。だが絶対にいる。そういう予感がある。サーチ効率を上げるために、1.5gのヘッドに2inchのワームを装着し、ワームの存在感を大きく見せて、ややスピーディーに釣ってみた。
すると、ボトム上くらいで反応した。まずは15cm級の豆アジだ。
だが、気配として、何かこんなものじゃない気がする。もう少し攻めてみることにした。
重めのリグで25cmアジ登場!
スピーディーなシェイクとフォールに食った1匹目からフィードバックして、筆者の普段の手数としてはかなり後方に回る、巻きの釣りを試してみる。ジグヘッドは思いきって3gまで重くしてみた。
風はまったくない。水深も10m程度とそこまで深くないので、根は警戒しなければならない。シンプルに20カウント入れて、リトリーブする。たまにフリーフォールとファストな巻きを織り交ぜる。
するとやはり出た。25cm級アジ。こいつを待っていた。
居着きのアジの特徴的な金の体色。
同じパターンで連打
そのあとも同様のパターンで3匹追加。若干アタリが遠のいたタイミングは、ダートアクションを試してみた。これにも反応する。どうやらこの日のアジは相当「速く激しく動くもの」が好きみたいだ。
ダートに向いたヤジリ型のヘッドも、ジグヘッドケースに忍ばせておくものだ。
豆アジ1匹、トータル25cm級5匹、サバが1匹の7匹でフィニッシュ。
パターン分析
釣った魚のおなかの中を見ていないので正確なことはいえないが、この日のアジの食性はおそらくベイトフィッシュだろう。居着きで大きいのが、小魚を食べている。豆アジはおそらくプランクトンパターン。
ただ、小さいワームにするとまったく食ってこないので、今の大阪南港のアジは、ともあれ「目立つもの」でいくといいと思う。獲りきれなかったが、ブラックバス用の2inchシャッドテールワームにも頻繁にバイトが出た。