1日10回ほどの投入しかできない深海ジギングでの根掛かりは、精神的にかなり辛いものがあります。とはいえ、底取りや攻める姿勢がないと釣果もついてきません。最終的には「スポ魂」が大事かもしれません。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
根掛かりと地形変化の関係
深海ジギングでは、地域によっては根掛かりが多発する海域もあります。そんな海域は魚も豊富でさまざまな種の魚が生息しています。
深海というと、一般的には生命感が少なくて生存し難い環境、海底は泥やマリンスノーで覆われているイメージがありますが、エリアによっては着底感も強く出て、硬い感触も伝わる場所もあります。そんなエリアでは、当然のごとく根掛かりも頻発します。
根掛かりは付きもの
伊豆エリアなどは特に起伏が激しくて、地形変化も多い場所で根掛かりも頻発します。伊豆の新島沖のポイントでは、水中の断崖絶壁に沿ってジグを落とし込んでいくような釣りもやりますので、状況次第では投入する度に根掛かりなどもザラにあります。釣るためにはそんな際どいポイントも流しますし、ある意味、根掛かりか魚が掛かるかの一か八かという展開の釣りもあります。
ヘビーウェイトジグはお値段も高くて、投入度に根掛かりしてロストするのは金銭的にも負担になりますが、こればかりは仕方ありません。
底取りはマスト
根掛かりの激しい新島沖など、釣りのできる時間が決められているエリアでは、1日にジグを投入できる回数は10回ほどです。毎回、投入毎に根掛かりしてジグをロストしたとしても、10本程度ジグを用意すれば釣り自体は可能です。しかし、実際には少なくても20本はジグを用意した方がいいかと思います。
心もとないタックルでは、釣りに集中できないばかりか、思い切った釣りが出来なくなってしまい、釣れなくなることもあります。たとえ根掛かりが多い深海ジギングでも、ボトムタッチするのは基本ですので、根掛かりを恐れて底取りを躊躇するようでは釣り自体が成立しなくなります。