釣り業界のスーパースターともいえるのが、デカアジだ。今回の投稿では、筆者が集めてきたデカアジにまつわるよもやま話交えて、釣り人はなぜ「デカアジ」に魅せられるのかを、独断と偏見で綴ってみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)
「デカアジ」とは?
検索サイトで「デカアジ」と入力検索すると、何万件もの関連情報がヒットする。今やTV番組やメーカー製品にまで用いられるようになった釣り業界のスーパースターがデカアジだ。
ところで、釣り人の皆さんは、「いつ頃から登場?」、「大アジとの違いは?」、「デカサバって言われないよね?」、「結局、デカアジの定義は何?」、など、ふと頭によぎったことはないだろうか。
今回の投稿では、私(筆者)が集めてきたデカアジにまつわるよもやま話交えて、釣り人はなぜ「デカアジ」に魅せられるのかを、独断と偏見で綴ってみたい。
沖堤防でデカアジ手中
11月6日、松村渡船を利用して神戸港・第8防波堤の夕マヅメ狙いで釣行した。15時の便で8防に向かい、19時の便で引き揚げる短時間の釣りの結果は、タチウオは不発ながらも、ウキサビキで28cmを筆頭にデカアジ3匹、小アジ1匹の釣果が得られた。
波止上では先客のルアーマンのグループから「デカいやん!」、「尺あるんとちゃいます?」などと声をかけられ、急遽私の隣で一緒にサビキ釣りを始めるなど、楽しいひと時をともに過ごせてもらった。
実はそのルアーマンは先に見事なサワラを釣り上げていたのだが、それでもデカアジには目を輝かせ、ハイテンションにさせてしまうのだから、釣り人にとってデカアジは、いかに魅力ある特別な魚かということだろう。
「デカアジ」はアジングワード?
デカアジは「デカいアジ」の略語だが、その由来をネット検索で軽く調べてみた。デカアジという言葉が最初にヒットしたのは、2007年の一般の釣り人のSNS。以降、時代が進むにつれヒット件数が増してきたが、デカアジという言葉とほぼセットで記されているワードが「アジング」。
2012年になると専門誌「別冊つり人」で、「デカアジDreaming」というキャッチが表紙を飾り、2014年には兵庫県のローカルTV局サンテレビ「四季の釣り」で、「デカアジが爆釣モード」というサブタイトルを掲げたアジングの放送回が登場するに至る。
アジングを一層広めたい釣り業界側が、デカアジを格好のパワーワードとして発信するようになり、デカアジは市民権を得ていったのではないだろうか。