各地で大人気の「落とし込み釣り」ですが、播磨灘でもいよいよ好機が到来したようです。家島諸島にて67cmメジロ頭にブリ族連発のボート釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
当日最長寸67cm登場
2匹目は、30分後の7時30分に本日最長寸のメジロ67cmが食ってきました。引き味を楽しみながらの釣り上げるのは、青物釣りの真骨頂です。徐々に風も弱まり釣りやすくなって、8時に3匹目。これは、58cmのハマチ君ですが、よく太ったメタボなお腹でパワフルです。
3匹釣ると心に随分余裕が出て、軽食でも食べようかという気分になります。ボートを潮上に移動させたり、釣った魚をすぐに締めたりしていると、30分に1匹は順調なペースの釣りで、時合い集中型より楽しい釣行になります。今回は私一人ですが、複数で釣っていれば、誰かしらがサオを曲げていて、大きいだの小さいだのとワイガヤの雰囲気の釣りが続いていたでしょう。
魚礁巡ってブリ族追加
ここで群れが動いたようで、空白の時間が出たので周囲の魚礁を探っていくと、先ほどより北に移動した周辺で反応が出てきました。青物というよりマダイらしき反応もあり、思わずタイラバを持っていればと思いましたが、マダイもイワシを追いかけますので、落とし込みに食ってくる可能性もあります。
イワシをハリにつけ、タナを下げて、イワシの暴れ方が大きくなってきた時に誘いを入れると、食い込みのグーンという引きが出ました。4匹目のメジロで、その強引は快感です。続いて食ったのはサイズダウンの引きになり46cmのハマチでした。小さく見えるものの、これでもいわゆる尺半ですから、釣りとしては立派なものです。
本日目標の5匹、メジロとハマチを釣り満足な内容で、冷蔵庫のストックを確保しました。コンスタンスペースが気持ちよく、ひとり気ままは10時半に沖上がりで、帰港の途につきました。
落とし込み釣りの要点
プルプルとイワシが食いつき、青物が近づくとバタバタと暴れ、まさに食われそうにバタンバタンと大暴れ、そしてグイーンという食い込み。これが落とし込み釣りの図式ですが、私の考えるところの注意点をいくつか。
・仕掛けが落ちる時にイワシは食う確率は高いので、イワシのタナは少しゆっくり落とす。
・イワシは常に新鮮で活きのいい状態を保ち、逃げていないか注意して、付け直すことも必要。
・誘いは効果あり。食ってみようかと考える青物に反射的な行動を促す。
・食い込みは抵抗感少なく、早アワセは不要、場合によっては送り込む。
・サオは軟調が食い込みをよくする。強竿は避ける。
・ハリスは8~10号なので心配不要だが、ハリは小さく外れる可能性があるので、その意識は必要。
イワシの群れがいる限り続けられ、合理的で手軽さもある釣り方です。11月いっぱいは狙えるでしょう。乗合船もあり、是非一度狙ってみてください。
<丸山明/TSURINEWSライター>