自然環境の変化は魚に多大なる影響を与えます。レイクジギングで狙う大型トラウトについてももちろん同様です。今回はその中でも特に影響が大きい風と太陽光について考えます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
レイクジギングのフィールド
レイクジギングはボートの機動性と魚探などを駆使してエリアを選び、トラウトの定位するレンジを広く探る釣りです。海のように潮流がほとんどない湖では、ボートは流れずに広範囲を探ることができません。
湖でのジギングでキーとなるのは風と太陽光です。今回は意識するべき自然条件について考えてみたいと思います。
トラウトと自然環境変化
自然の中で生き抜く大型トラウトは環境の変化に敏感です。何故なら、そういった変化に敏感でなければ、己の身を危険にさらしたり、ベイトを捕食できずに飢えてしまうためです。特に大型のトラウトは生き抜くために、変化に敏感であり、逆に敏感であるからこそ、これまで生きてこれたわけです。
そんな大型トラウトを釣るためには、アングラーも自然環境の変化に敏感でなければ、トラウト達に近づくことはできないでしょう。レイクジギングでの釣りに影響を与える自然環境の変化は、風と太陽光の強さです。
風と太陽光
どんな釣りでも、風や太陽光の変化に影響を受けます。時には釣りが好転したり、ダメになったりとさまざまですが、レイクジギングでも風と太陽光の変化は大きく釣りに影響します。
ボートでのレイクジギングでは、ボートがドリフトしなければ、同じ地点で終始、釣り続けることになります。風がなければ、ボートは動かないわけですので、広く探ることが不可能となります。当然、釣果が落ちてしまいますが、風がない場合は、ボートを前進後進しながら釣ることでボートを上手くドリフトさせて釣りをします。
こういった直接、釣りに関係する場合以外にも、風が吹くことで湖の水が攪拌されて水中に酸素が供給されて、トラウトたちの活性が上がり好釣する場面もあります。