最近は使われることが少なくなってきたナイロンラインですが、ナイロンにはナイロンのよさもあります。今回は投げ釣りにおけるナイロンラインのメリットとデメリットを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松尾幸浩)
ナイロンラインのデメリット
今度はデメリットを紹介しましょう。
劣化が早い
ナイロン素材は長く使うと微量の水分を吸ってしまい、また耐光性がなく、紫外線でも劣化するため、摩擦抵抗力が落ちて傷みやすく長持ちはしません。これはライン径が細くなるほど速いので、色落ちやザラザラ感があれば早めに取りかえるようにしましょう。
感度が悪い
これも、ライン径が細くなるほど伸びが大きくなるため、小さなアタリはサオ先に出にくくなります。大ギス狙いでは違和感を与えないようにナイロンラインを使うことが多々ありますが、残念ながら小型のキスではアタリが感じにくくなることがよくあります。また、伸びが大きいために、アワセが決まらなかったということもありますから、バラさないためにもサオを大きくあおってアワせる必要があります。
ラインのメンテナンス
ナイロンラインは安価ですが、やはり長持ちさせたいのは誰しも同じです。また、大物がヒットしてラインブレイクもありますから、メンテナンスをして使用するのが大事です。そこで私はLコートを使用しています。
納竿するときにタオルにLコートを付けて、投げたサオのラインを挟みふき取っています。これでラインの表面をフッ素樹脂でコーティングできますので、汚れの付着やキズを防ぎラインの劣化を抑えることができます。
<松尾幸浩/TSURINEWSライター>