アジ・メバルの定番の釣り場として、常夜灯下がある。ただ、常夜灯は何本も並んでいる場所がよくあり、そうなるとどこを釣ればいいのか迷う。今回はそういった場合の場の絞り方を考えよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
白色水銀灯を探せ
常夜灯の色について。これは筆者の感触だが、白色の方がどちらかといえばアジ、メバルが集まりやすいような気がする。いわゆる昔ながらの水銀灯だ。白い光には羽虫が集まりやすいという特徴がある。アジ、メバルには一部毛バリの釣り方があるそうで、つまり落ちてくる羽虫もプランクトンに足してこれらの魚のベイトのひとつとなるために、群れが濃くなるのだと思う。
連続するオレンジ系のナトリウム灯(羽虫を寄せにくいという特徴から、新しく設置されるものはオレンジ系が多いのかもしれない)の中に、白い水銀灯があれば、筆者はそこで釣る。逆のパターンもある。これは光源の色の違いもアジにとってやはり「変化のある場所」だからだ。
コーナーが狙い目
立ち並ぶ常夜灯下ポイントの釣り方について語ってきた。最後にひとつ、多くの釣り人が見逃しがちな「コーナー」を紹介したい。漁港や波止などで、護岸が折れ曲がっているコーナーだ。
特に内海(うちうみ)のコーナーには浮きゴミなどが滞留していることが多く、それを邪魔に思って誰も釣らないのだが、前述のように浮きゴミ=プランクトンがいるサインでもあり、アジが下に入っている可能性がある。常夜灯下が立ち並ぶ海沿いの遊歩道などでコーナーに陣取ることができれば、そこから打っていきたい。
<井上海生/TSURINEWSライター>