全国的に有名な明石ブランドのマダコ釣りがシーズン開幕。良型交じりで好調に釣れているとのことで、今期の様子を見に行ってきた。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)
早々に300gマダコ
最初の流しは反応がなくすぐに流しがえとなったが、次のポイントでは船中ポツポツとタコが上がりだす。そして和田さんもアタリをとらえた。アタリが出てからサオ先を下げて送り込み、しっかりタコがエギを抱くのを待ってから大きくアワセを入れると、サオがグーンと曲がり込んだ。
テンションを抜かずに一気に巻き上げると、海中から白っぽい影が浮かび上がってくる。姿を現したのは300gほどのマダコであった。いわゆる盛期の夏ごろに釣れる新子サイズより型がよく、これがシーズン初期の魅力の一つなのだそうだ。
当日のマダコ釣りタックル
今回和田さんが持ち込んだタックルは、サオがアルファタックルのアルファソニック餌木タコ180ti LTD、リールがテイルウォークのオクトパスライト-プラス 66、ラインはPEライン2号、リーダーは8号、オモリは50号で、エギは蛸墨族のピエロ、蛸墨族オンブのイエロータイガー、こちらには最初コノシロ、のちにワーム(和田虫)をセット。
サオはアルファタックル、リールはテイルウォークから今年発売になった新製品で、どちらもマダコ釣り専用のアイテムだ。
アルファソニック餌木タコ
サオのアルファソニック餌木タコ180ti LTDはその名の通りチタン合金製のソリッド穂先(CTS)を搭載したモデル。チタン穂先は、タコの前アタリ、オモリやサルカンが出すノイズはもちろん、海底の情報をしっかり手元に伝え、根掛かり回避にも貢献してくれる高い手感度を実現する一方で、タコに違和感をあたえず乗せる追従性を併せ持つ。また、この追従性がもたらす曲がりは、目感度によってアタリを取ることも容易にしている。
オクトパスライト‐プラス
リールのオクトパスライト-プラス 66は、とにかくコンパクトで軽量、それでいてしっかりした剛性があり、MAX8kgという強いドラグ制動力を併せ持っている。軽量&コンパクトな点は、ロッドを保持して誘い続けるタコ釣りで、終日高い集中力を維持した釣りを可能にし、剛性とドラグ力は重量級のタコを海底から引き剥がす際に真価を発揮する。
当日は、時折交じる新子サイズの微妙な前アタリもしっかりとらえる感度でエギタコの釣趣を向上させるのはもちろん、特大サイズこそ出なかったが、比較的型のいいタコも難なく取り込むパワーで、この釣りをより面白く快適に楽しめるようサポートしている印象を受けた。
10mラインへ移動
深場で1時間ほど釣ったところで潮が速くなって釣りにくくなった。船は10分ほど北上して水深10mラインへ移動。再び潮が緩むまで浅場を釣る。
ここでは開始早々に下地さんにヒット。ほどなく和田さんにもヒットし、周りの乗船者にも次々とヒットし始めた。浅いので手返しがよく、そもそもタコのストックが多いのか、オモリ着底と同時にアタリが出ることも。和田さん、下地さんにダブルヒットすることもあり、一気に数を増やした。