春の陽気に誘われて、コイが動き出す季節が到来した。今回は究極の安近短ビッグゲーム、パンコイを紹介しよう。近所の川でも楽しめるので、ぜひ挑戦してみてほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
豪快なファイトを楽しもう
首尾よくコイがさしエサを吸い込んだら、アワセを入れるのだが、ヒット地点の距離が遠いほど大きくアワセを入れること。あとはリールのドラグサウンドを楽しみながら、豪快なファイトを楽しもう。ロッドの反発力で寄せてくるが、立てすぎると折れてしまうので注意したい。
これから産卵期を迎えるコイはポットベリーな体形になっており、その馬力とスピードは青物に引けを取らない。だが、さほど長くは走らないので、慌てずしっかりためて止まればテンションを緩めないように巻いて寄せてくる。
取り込みは必ずネットで。コイはコンクリートの上ではなく、草むらの上に置くようにして魚体を傷つけないように。ハリを外して記念撮影を素早く済ませたら、優しく川に戻してやろう。
手軽だからこそマナー厳守
この釣りの舞台は、都市部近郊の都市型河川がメインとなる。それゆえその近隣の住民に迷惑をかけないよう注意してほしい。迷惑駐車、騒音、ゴミの放置など絶対しないようにしよう。
また前述の通り、この釣りはリリース前提。リリースする際は、なるべく魚体に触らないようにして、水面に近い高さで魚を離してやろう。間違っても土手や高い位置から放り投げるようなことはしないでほしい。
安近短のビッグゲームは、これから最盛期を迎える。マナーを守って豪快なファイトを楽しんでほしい。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>