3月6日、東京都の養沢毛鉤専用釣場で「ニンフ」タイプのフライのボウズ回避率を検証してきた。今回はその模様と、一番回避率の高かったニンフのタイイングを解説したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター片桐真流)
大岩下の深場で検証
ヤマメ、ニジマスの留まる大岩下の深場ポイントを発見。今回はニンフでの検証だが、同ポイント、同フックサイズ、同キャスト数で釣果(バイト数)はかわるのかを実釣してみる。
「大岩下の深場ポイント/フックサイズ#12/10キャストで10~15秒流す」 というルールで各フライニンフ検証を開始。なお、ボウズ率の計算時に、キャッチを1カウントとするとバラシは0.5とカウントすることにした。
グリーンUVブラックニンフ
ボウズ回避率0%(0ヒット/10キャスト)
ビーズヘッドにブラウン、ブラックのメルティファイバー素材で胴巻き、ウィングケースはグリーンフラッシュをUVコートした。
ニンフでは見つけにくかったのか、このポイントではスルーで終わってしまった。
ビーズヘッド蛍光イエローニンフ
ボウズ回避率5%(1バラシ/10キャスト)
当方鉄板のニンフ。3.5mmビーズヘッドに蛍光イエローのタイイング材を使用。
バイトはあったが掛かりが浅かったのかバラシに終わる。日陰なのでアイスダブゴールドのキラキラ反射が活かされなかったようだ。
ビーズヘッド蛍光ピンクニンフ
ボウズ回避率5%(1バラシ/10キャスト)
ボディを蛍光ピンク、ヘッド部分にティムコのペレットダブUVカラーを巻いたタイプ。
反応はあったもののしっかり乗らず、1バラシに終わる。じっくり攻めれば釣果は出ただろうが、10キャスト検証では即効性はなかった。
ビーズヘッド蛍光イエローペレットダブUVカラー
ボウズ回避率10%(1キャッチ/10キャスト)
当方鉄板のニンフにペレットダブUVカラーを巻いたタイプ。
日陰ポイントでモシャフワッとしたホワイト系ダブが目を惹いたのだろう、5キャスト目でしっかりニジマスのバイトがあった。日陰ポイントではホワイト系が有利か?