メバリングも2シーズン、3シーズンとやって、中級者以上となれば、かなり釣り方には精通してくるはずだ。次のような専門用語も押さえ、意識の上でも一層熟練していきたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
タックル組み合わせ関連用語
タックルの組合わせに関する用語。
チューブラーロッド×PEライン0.3号
ややハリの強いチューブラーロッドを使い、リールは2000番台、PEライン0.3号という標準程度のPEラインを張る。この設定はマルチで、ジグ単から、プラッギングまで幅広く楽しめる。またマヅメ時に青物や大型アジのボイルがあれば、5g程度のメタルジグで狙える。複合リグ(キャロライナリグなど)を使いやすいのも、チューブラーロッドである。
ソリッドティップ×PEライン0.2号以下
サオ先が軟らかく乗せ感がいいソリッドティップに、リールは2000番台、PEライン0.2号以下。ジグ単に特化した組み合わせで、ワームで1尾でも多く釣りたいアングラーに適する。ビギナーはPEラインのみ0.3号にして、細糸の扱いを少しでもラクにしたい。
その他の用語
その他の用語。
表中層
表層からやや水深が入ったレンジのこと。表中層は、その場の水深にもよるが、およそ水面下60~80cmとなる。大型メバルはこのあたりのレンジで、ストラクチャーや岸壁のくぼみなどに身を隠していることが多く、大きい個体を狙い打つなら表中層を攻めたい。
小雨パターン
小雨がきっかけとなってメバルの活性が上がり食い始めること。アジにも同様のことがあり、おそらく雨が海中に微妙な刺激をもたらし、プランクトンが一時的に増殖することでメバルがそれを食らい、活性が上がるものと推測される。
小雨は、まったく魚の反応がないときには恩恵だが、もし消波ブロック帯に乗ってメバリングしている場合、少しでも雨が降ったらすぐに引き上げること。足場が濡れると危険だ。
以上、メバリングの中級者なら、このような専門用語は頭に入れておきたい。
<井上海生/TSURINEWSライター>