釣りにマイナスイメージを持つ人は少なくないだろう。興味があるけど一歩を踏み出せない、そんな方に『ミニマルスタイル』を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・トラヤヨウスケ)
ミニマルスタイル
さて、前置きが長くなったがここからはいよいよ本題となる「ミニマルスタイル」について触れていこう。
ご存知の通りミニマリスト=必要最小限しか持たない人のことだが、同様の考え方をする人は当然釣り人の中にも存在する。一般的なミニマリストと共通するのは、選択肢を最小限に抑えた結果荷物が少なくなっている点だ。少ない手札でどう対応するか、選択肢を減らすかわりに思考や工夫を増やす。これが釣りにおけるミニマルスタイルの定義と言えるだろう。
選択肢を減らして釣果アップ
アジングやメバリングで使用するルアー(ワームやプラグ)には、様々なカラーやサイズが存在する。コレクション性が高く人気につながっている一面もあるが、よほどの知識と経験がない限りそこから最適解を導き出すのは難しい。
それならいっそフィールドにヒントをもらって、”ほぼ正解”を探すほうが簡単ではないだろうか?選択肢が少なければ、当然”ほぼ正解”へ到達する時間も短くなる。
ほぼ正解=パターンの発見が早まれば釣果へダイレクトに繋がるので、物は試しによく使うルアー2種類(もしくは2色)とジグヘッド1種類を持って一度釣りに行ってみてほしい。きっと釣果はさほどかわらないか、もしくはいつもよりいい結果となるだろう。
ライフジャケットは必ず着用
選択肢を減らす=荷物を減らすということになるが、本当に竿だけ持って海に行ってはいけない。万が一の際に自身の生存確率を上げるだけでなく、釣り禁止ポイントを増やさないためにもライフジャケットは必ず着用しよう。船に乗らないからいいだろう、自分くらいはいいだろうはご法度だ。
ライフジャケットを着用することでどのくらい生存確率が上がるかは調べればすぐわかるので、ここではあえてとあるプロライダーの言葉を引用することにする。
“バイク乗りはバイクに乗って死んではいけない。なぜならそれは、愛する人への最大の裏切りであるからだ。”
当然過ぎて言われるまでもないことだが、釣り人は海で死んではいけないのである。
「体作り」も重要
ここまでミニマルスタイルについて触れてきたが、荷物を減らそうがオシャレしようが「全然カッコよくなれないよ……」と落ち込む方は必ずいるだろう。「そりゃ俺だってなれるもんならそうなりたいよ……。でも無理なんだよ……。」と。
最後に1つ考えてもらいたい。なぜ無理だと思うのか?なぜ落ち込むのか?答えはとても簡単で、自分に自信がないからだ。ではどうやったら自信をつけることができるだろう?
これまた答えはとても簡単で、最もシンプルな自分磨きである”ボディメイク”をするといい。筋トレをして筋肉をつけ、食事制限で余分な脂肪を落とす。そしてストレス発散に釣りをする。体がかわれば世界はかわる。思考と身体を再構築して、最高の趣味時間を満喫しよう!
<トラヤヨウスケ/TSURINEWS・WEBライター>