お正月といえば初詣。釣り人ならば、大釣りや海上安全などの祈願ができる場所を選びたいですね。そこで今回は、釣り人にオススメの初詣先を紹介します。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
初詣の概要
「1年の計は元旦にあり」と言われるように、お正月はその年の始まりとして良い状態で迎えたいもの。そんな、1年の様々なことを神様にお願いする意味も込めて行うのが初詣。
釣り人にとっては、その1年を安全に過ごせ、よく釣れますように、といった願いを込める感じでしょうか。
ちなみにものの本によれば、初詣は正月に行かなくてはならないといった決め事はなくて、その年に初めてお参りする時が初詣になるそう。お参りする日が遅れても問題ないそうですので、無理にお正月に行かなくても大丈夫です。
特に今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、「密」は避けたいところ。お正月はどうしても参拝者が集中して混雑する場所もあると思いますので、日をズラしてみても良いかもしれません。
釣り人的初詣先
前述のように釣り人ならば、まずは釣行の安全を祈願し、そのうえで大釣り(職漁で言うところの大漁ですね)をお願いするのが多いでしょう。各地には海などに関連する神様を祀った神社も多く、職漁など海での仕事に従事する人たちが、毎年お参りするのが定番となっている場所も多いです。
そこで、ここからは関西圏で海にまつわる神様を祀っている神社の中から、釣り人にオススメの初詣先を紹介していきましょう。
大阪市:住吉大社
大阪市住吉区にある「住吉大社」は、関西では非常に有名な初詣処です。正月の3が日で、参拝に訪れる人は230万人とも言われています。全国に2300社ある住吉神社の総本社です。
由来としては住吉大神が伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が禊祓の際に海中から出現されたことから、海の神として信仰されています。広い敷地内には、住吉大神を祀る本殿(第一から第四本宮まであります)のほか、摂社として、大海神社や船玉神社といった海に関係する神様を祀った神社も集まっているので、境内を散策しながら探してみてはいかがでしょう。
また、古くから釣り人用に「釣人守」や大漁のステッカーにワッペンなど、様々な祈願グッズも充実しています。
泉南市:茅渟神社
「大阪湾は茅渟の海」と古くから言われていますが、チヌを漢字表記する「茅渟」となり、その社名にちなんで、クロダイ(チヌ)釣り師がこぞってお参りする神社です。東北や北陸方面から毎年のようにわざわざ訪れるチヌフリークも多いと聞いています。
チヌを模したおみくじを釣り上げて引く「チヌみくじ」をはじめ、チヌをモチーフとしたお守りも、いろいろあって面白いですよ。