おせちにかまぼこを入れるのは、日の出に半円形が似ているとのことでおめでたいものとされ欠かせない。釣り人なら原料は自前で調達し、手作りすればいいのでは?
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 宮崎)
イシモチでお手製かまぼこ
冷凍庫には今年の釣果が眠っているままになっていたりするはず……。魚の種類は何でも大丈夫だが、白いものを作りたい場合は白身のものを揃えるといい。今回はイシモチを使用した。
・魚(イシモチ):300g
・塩:6g
・砂糖:18g
・ミリン:18g
・卵白:1個分
※調味料の分量は魚の身の重さに対して、塩2%・砂糖6%・ミリン6%が目安
作り方
1.3枚に下ろした魚(骨は取り除いておく)の皮面を下にして、身をこそぎ取る。包丁はもちろん、スプーンでも可(少し血合いやスジが多くなってしまうが、皮を引いてもいい)。
2.1の身を軽くたたく。
3.水を張ったボウルに2を入れ軽く書きまわす。少しするとウロコや骨などが浮かんでくるので、取り除く(水に漬けすぎると旨みが抜けてしまう)。
4.3の水分をよく切る(キッチンペーパーやガーゼなどで絞ってもいい)。
5.すり鉢に入れ、塩を半分の量入れる。側面にこすり付けるように、餅のようにすりこぎが重くて回せなくなりそうなほどまで混ぜる。
6.5に残りの塩を入れてツヤが出るまで混ぜ、さらに砂糖を加え、みりんを少量ずつ加えながら、滑らかでプリップリになれば終了。
7.ラップで6を包み、理想とするかまぼこの大きさに丸めて左右は開いてしまわないように回し止めて下にする部分に織り込む。
厚紙にクッキングシートを巻いたものや、板に盛り付けてもいい。
8.蒸し器に入れて中弱火で15分。常温で冷ますか、冷水にとって3分ほどで完成。
エビのすり身や食紅を交ぜたものを作れば紅白かまぼこができる。また、棒に巻き付けて炙ればちくわ。山芋を入れて湯でればはんぺん、しょうがや野菜を入れて揚げればさつま揚げになる。
<週刊つりニュース関東版 宮崎/TSURINEWS編>