「とりあえずこの1本があれば様々な釣りができる」というタックルをお持ちだろうか?今回は最初の1本選びや、そこまでお金をかけられない人に向け、万能に扱えるタックルを解説したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・佐藤慧)
タックル流用でできる釣り
今回解説するタックルでは「アジング」、「メバリング」、「チニング」、「エギング」、「スーパーライトショアジギング」といった釣りを想定している。
この他にも、使用するルアーが15~20gであれば流用可能である。筆者の場合、番外編ではあるがバス釣りのスピニングタックルとしても使用している。
また筆者の実績では、アジ、メバルを始めとするライトゲーム対象魚は30cmを超える大きなサイズでも問題なくキャッチできた。チニングでは40cm前後のチヌ、エギングでは2.08kgのアオリイカ、スーパーライトショアジギングでは50cm前後の小型青物などのキャッチの実績がある。
このような人にオススメ
今回、万能タックルを紹介するにあたって、オススメできる人の条件は、ルアーゲーム始めたい、もしくは始めたばかりで「とりあえずの1本が欲しい」という人。
また、釣りを始めたばかりなら、釣種に合わせてタックルを絞り込むのは非常に難しい。ただ、始めたばかりだからこそ、様々な釣種に挑戦し、自分が面白いと思えるルアーゲームを見つけるのも釣りの醍醐味と言えるのではないだろうか。
次に「とにかく荷物を少なくしたい」という人。ある程度釣りをやり込んだ人なら感じたことがあるかもしれないが、あれも、これもと荷物が増えていくと「この荷物を持ったままあの場所まで歩くのは…」といったように、釣り場へのハードルが上がってしまうケースがある。タックル1つ、バック1つで釣りに行ける状態を作っていれば、身軽に釣りに行ける→釣果アップに繋がるといっても過言ではない。
最後に「思う存分、釣り具に予算が組めない」という人。釣りをしている人の中には、学生や家庭を持っていて、お小遣いの中でしか予算が組めないという人も多い。いくつも安価な専用タックルを組むよりも、金銭的にも釣具の性能的にも万能タックルの流用はオススメできる。
デメリットと注意点
万能タックルということは、裏を返せば「特化しているところがない」となる。当然のことながら、釣種専用のタックルには及ばない点もある。また一つのタックルを使い続ける事になるので消耗も激しい上に、破損やメンテナンスの際は他に使えるタックルがない…、となってしまうので、頻繁に釣りに行く方は注意が必要だ。