【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選

【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選

お正月の休みを利用して釣りに出かける人も多いはず。今回は関西圏で年末年始にオススメしたい船釣りのターゲットを紹介しましょう。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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船釣り エサ釣り

冬の関西でオススメ船釣り魚種

冬になると、寒波襲来などで水温も徐々に下がってきて、低水温を好む冬の魚の活性が上がってきます。また、水温の低下とともに脂が乗る魚たちも多いことから、食味を求めての釣行も楽しい時期になります。

日本海側は寒波の襲来、冬型気圧配置による季節風などで海が荒れることが多くなり、思ったように出船ができないシーズンになります。しかし意外に水温自体は高いことも多く、出船さえできれば大釣りが期待できる魚種もたくさんいます。

日本海側でもっとも水温が下がるのは、3月の雪解け水が海に流れ込む時期です。それまでは魚たちのパラダイスが待っているといっても過言ではありません。

船釣りの場合は沖に出るので水深のあるポイントも多く、比較的、水温が安定した深いエリアで釣りができます。今回は、年末年始の船釣りで狙えるオススメターゲットを順に紹介しましょう。

カットウ釣りでショウサイフグ

近年、関西圏でも徐々に脚光を浴びてきているターゲットがカットウ釣りのフグです。関東圏では古くから親しまれている人気の釣りですが、関西でも数年前から冬場に出船する遊漁船が出てきて、大阪や兵庫でかなり増えてきました。釣れるのはショウサイフグがメインです。

【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選味は定評あり(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

関西圏のフグの特徴は、その大きさです。ショウサイフグとしては最大サイズともいえる35cm以上がかなり釣れます。

「引っ掛け釣り」とあなどるなかれ

カットウ釣りは、エサを刺す大きな親バリが付いているオモリの下に、引っ掛け用のハリがぶら下がっている仕掛けです。フグが親バリ付近のエサを食いにきたところをシャクって、下のハリに掛けるのです。

「な~んだ、引っ掛け釣りか」ということなかれ。きっちりとアタリを取ってしっかりと掛けていかないと、釣果は伸びません。このアタリを出させるフグとの駆け引きにハマります。

【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選カットウ仕掛けに掛かったフグ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

上オモリのほか、下にオモリがぶら下がっている胴突きスタイルのカットウ仕掛けもあります。こちらの場合は、オモリと掛けバリの間に捨て糸を入れることで、エサを海底より少し浮かせて固定できる利点があります。

エサはバカガイ(アオヤギ)やスーパーで売られているアルゼンチン赤エビなどを使ったり、冷凍の海エビなども使用します。以前はアオヤギがなかなか手に入りませんでしたが、フグ狙いの遊漁船の増加や、海上釣り堀でも使用できることなどからエサ店でもよく見られるようになりました。入手の際はエサ店に確認してください。

【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選エサはアオヤギや赤エビ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

「身欠き」で持ち帰り

フグ釣りの最大の難点は調理ですね。もちろん、素人料理はできませんから、普通は波止などで釣って、美味しいのは分かっていてもリリースされるフグ。しかし、船長が調理免許を取得したり、港にある魚屋さんなどと提携して持ち込むなどの工夫で、毒部分を取り除いたいわゆる「身欠き」という状態で持ち帰ることができます。

ショウサイフグの場合はトラフグと違い、ヒレや皮なども食べられませんので、内臓とともに除去し、本当に身だけを持ち帰ることになります。そのため、帰宅してからの調理時にも生ごみがほとんど出ないのがありがたい点です。

もちろん、フグですから食味は抜群で、てっちりやてっさ(超の付く薄造り)、フグしゃぶなどで楽しめます。釣ってきたフグなので、万が一、失敗しても良いという思いで、てっさなどにも挑戦してみてください。

釣り場としては、大阪では泉南方面、兵庫では垂水や明石、高砂方面からもカットウ釣りの船が出ています。

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