【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選

【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選

お正月の休みを利用して釣りに出かける人も多いはず。今回は関西圏で年末年始にオススメしたい船釣りのターゲットを紹介しましょう。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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船釣り エサ釣り

瀬戸内のメバル

大阪湾や瀬戸内では以前は12月に入るとメバルシーズン突入でしたが、近年、メバルの食い出しが遅れていることと、人気沸騰中のテンヤタチウオシーズンが続くこと、また最近では12月にも明石エリアのようにマダコ釣りが続くことなどから、シーズンインは年末か年明けからとなることが多いようです。

竿は3~4mの長めで、磯竿のような軟らかな曲がりの竿を使うのが特徴です。実際、磯竿を使用する人もいます。これにセットするのは道糸にPEライン0.8~1号を巻いた両軸リール。

【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選良型メバルを狙おう(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

仕掛け

仕掛けはサビキ釣りとエサ釣りで異なります。サビキ釣りの場合は、サバ皮などを染色して、赤や緑、ケイムラなどを混ぜた6~8本バリを使用します。ハリスは0.6~0.8号と細めで、全長は3m以上になることもあります。その長い仕掛けを扱うための長竿使用ということもあります。

エサ釣りの場合、胴突き3~4本バリで全長2.5m前後、ハリスは0.6~0.8号にメバルバリを使用します。エサは船で用意してくれる生きたシラサエビが定番です。オモリは船で30号が標準ですが、船で統一されているので事前に確認しておきましょう。

【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選エサはシラサエビが主流(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

根掛かり対策

船を魚礁などメバルが着いているポイントの潮上から流していきます。その際に、仕掛けが不自然に動いたりすると違和感を感じたメバルは食いませんので、コツとしてはとにかく仕掛け(擬餌バリやエサ)の安定にあります。また、海底の起伏がある魚礁などの上を流すので、仕掛けを底に近づけすぎると根掛かりしてしまいます。

そんな場合、船長から投入合図の後に「魚礁の高さ2m、底に着いたら2m巻きあげて待ってください」といったアナウンスがあります。アタリがないからといって、底を取りに行くとかなりの率で根掛かりしますので、船長の指示通り、仕掛けを浮かせた状態で安定させて、ポイント通過を待つのが基本です。

メバルは根魚の仲間ですが、比較的、岩礁や魚礁の上に浮いていて、エサが潮上から流れてくるのを待っています。なので、本来は根掛かりしないのがメバル釣りなのです。

ティップランでアオリイカ

秋にエギングなどで釣れ盛っていた小型アオリイカが成長とともに深場へと落ちます。その深場を、船で自重のある専用のエギを使って直撃するのがティップランのアオリイカ釣りです。

怪物級の大型も狙える

沿岸部から深場へ落ちるアオリイカ以外に、和歌山の南紀方面ではアカイカ系のアオリイカ、いわゆる「レッドモンスター」と呼ばれる大型のアオリイカが狙えるのも冬場です。

レッドモンスターはその名の通り、大型になるアオリイカで年末年始の頃には1~2kgにもなる個体もいて、重量感のあるジェット噴射の引きを楽しめます。沿岸部から深場に落ちるアオリイカより、さらに深い場所に潜んでいるため、ある程度の釣り分けもできるようです。

【関西2020-2021】年末年始は船釣りに行こう オススメターゲット5選大型アオリイカが狙える(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

ただ、年によって当たり外れがあるようで、シーズンを通して不調な年もあり、そんな年には通常のアオリイカ狙いでティップランとしては浅場での釣りとなる場合があるため、事前に船長と相談しておきましょう。

エギのコントロール

基本的には船を風任せで流し、エギを引っ張るイメージです。船べりからエギを投入してまずは底を取り、軽くシャクりながら巻き上げます。リールのハンドル回転数で底から上げる距離をイメージします。たとえば、まずはハンドル6回転などと決めて底から巻き上げたらピタリと穂先を止めて待ちます。そして、さらに決めた回転数で巻き上げては止めます。これを2、3回繰り返したら再び底まで沈めます。

船がよく流れる時は底を取るたびにどんどんラインを出さないと底取りができなくなり、その分、道糸が斜めになります。道糸はある程度斜めになった方が釣れやすいのですが、あまりに船が流されると今度は底が取れなくなったり、アタリが分からなくなったりするので、ある程度、動作を繰り返したら1度巻き上げて再投入です。

アタリはエギを止めた直後に出ることが多く、少しエギの重さで曲がった穂先が真っすぐに戻ったり、コンッと魚のような突くような場合や、いきなりグイーと重量感が乗ったりと様々です。何かしらの違和感や変化があれば即アワセが基本です。

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