11月28日にオープンとなった猪名川水系・一庫大路次川へ解禁日に釣行してみた。当日は魚の付き場を意識してアマゴとニジマスの釣り分けに成功。大満足の釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森雨魚)
一庫大路次川でマス釣り
当日は、寒気刺す中、午前8時より桜桃山・東林寺住職によって「水生生物供養・安全祈願祭」が、ソーシャル・ディスタンスを取って行われた。
その後、アマゴ・ニジマスの一部当日放流が行われ、午前9時より猪名川漁協・鈴木組合長の労いの挨拶終了後、気温5℃、水温8℃のフィールド・コンディションの中、釣りがスタートとなる。
「川の案内所」の上下流は渓相もかわり、釣りやすく、足場のいい1級ポイントとなったフィールドには、多くの釣り人がサオを出している。次々とサオが曲がる上流部の釣り人を見ながら、私も深淵の空きポイントでサオを出してみることにした。
アマゴとニジマスの釣り分け
いつも、お題を持ってサオを出す私だが、本日のテーマは、アマゴとニジマスの釣り分けに決定!
まずは手前筋からセオリー通りに、流心の際のポイントから攻めてみることにした。もちろん今日は、小バリのスレバリを使用。また、魚にもダメージが少なくナチュラル・リリースも可能だ。
いきなりヒットしたのは22cmほどのニジマス。着水と同時に飛びついてきた。生かしビクに入れて次は、対岸の2本目の流れ筋を流してみた。すると予想通りに流心尻でアマゴがヒット!どうやら、アマゴがいるのはここらしい。
次々とポイントを散らして探ってみると、やはり水深の深い1級ポイントにはニジマスが多い。また、やや流速がやや緩やかなところには、アマゴが群れ、住み分けがあるようだ。
アタリにも明確な差
また、アタリも違った。一気に目印を走らせるアタリは、アマゴがエサを取り合うアタリ。一方、ゆっくりと目印が沈み込むアタリはニジマスのアタリとよく区別がつく。
また、同じ流れを流すとやはりニジマスが最初にヒットし、底波を流すと必ずニジマス、中層をS字アクションからストップし、フリーフォールさせるとやはりアマゴが目印を引き込む。サイズもほぼ同サイズだけに食い込みアタリは鮮明に区別ができた。
のどにハリ掛かりした魚は、フィッシュペンチで飲まれたハリを優しく外すことが大切。また、ラインテンションを抜くとモドシのない先端ストレートバリは、簡単に魚の口から外れてくれる。いわゆるオートリリースだ。