東京湾「船カワハギ」釣りで30cm級連発 大型狙いの好機【弁天屋】

東京湾「船カワハギ」釣りで30cm級連発 大型狙いの好機【弁天屋】

例年であれば、カワハギ一色となっている時期ではあるが、今シーズンはコロナの影響で大会は中止。11月8日、金沢八景の弁天屋から今シーズン初カワハギ釣りへ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

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船釣り エサ釣り

弁天屋でカワハギ釣り

11月8日(日)に、金沢八景の弁天屋から釣友の小川一成さんと一緒に今シーズン初のカワハギ釣行。

今シーズンは釣果が不安定ではあったものの、11月に入り、ポイントの海水温が下がってきたからか、東京湾竹岡沖をはじめ、剣崎や館山方面、相模湾の長井沖や佐島周辺、さらに葉山沖から江の島周辺まで一気に釣果が上向いてきたカワハギ。

東京湾「船カワハギ」釣りで30cm級連発 大型狙いの好機【弁天屋】タックル図(作図:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

舵を握るのはベテランの糟谷武彦船長。近況を聞くと「竹岡沖の浅場からやや深みのポイントまでを活性にあわせて攻め分けています。ここのところ食いが落ちてしまって、腕の立つ人でようやく10尾に到達するくらい。まぁ、このくらいが本当の意味で面白さを実感できるといえば聞こえはいいですが。きょうも少しでも活性の高い場所を探していきますので、頑張っていきましょう」と答えてくれた。

水深15mからスタート

定刻の7時15分に桟橋を離れる。船首を南に向け、ポイントの竹岡沖までは約40分で到着。北寄りの風がそよそよと頬をなでる程度。

「では、浅いところから始めますね。水深は15mです。準備のできた人からどうぞ」とアナウンスが流され、スタートとなる。

潮色はやや澄んではいるが、プランクトンの浮遊ヨゴレが多い。まずは船下から探っていく。着底感は砂地。オモリで海底を根歩きさせながら、少しでも変化のある場所を探していく。

タタキ下げでアピール

船が移動するのにあわせ、軟らかな場所から、ツブ根の上に差し掛かったのか、金属的な感覚へと変化。カワハギが居着くのは、このような海底に変化のある場所なので、すぐに仕掛けを海底から1mほど上げてタタキ下げながら付けエサをアピール。

ゆっくり上下させる動きを加えながら海底から50cmの幅を丹念に探っていった。しかし、本命らしき気配はなし。時折、アタリを出すのはトラギスなどのゲストばかり。

船中でも本命はなかなか姿を見せない。すると、「潮が全然流れていないね。ちょっと深いほうの様子を見ます」と、船長は少しでも食い気のある魚を求めて移動を告げた。

30cm級カワハギ連発!

やや南下し、水深28mのポイントへ。私は同じプロセスでリスタート。すると、このポイントでは、少し潮の流れもあったからか、右舷を中心にアタリが出始め、まずは胴の間に座った港区の屋代顕さんに強い引きが訪れた。激しく竿がたたかれ、それをいなしながらタモ取りされたのは、なんと30cmジャスト。いきなりの大型登場に船中も一気に沸き立つ。

するとその直後、右舷トモ2番に座る江戸川区の石川詔智さんもアタリをとらえる。こちらも見るからに大型と分かる引き込みで、無事キャッチされたのは29cm。

東京湾「船カワハギ」釣りで30cm級連発 大型狙いの好機【弁天屋】良型キャッチ(提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

さらに、右舷トモの荒川区の槇島祥隆さんがアタリを捉え、良型の気配。こちらも28.5cmがタモ取りされた。

東京湾「船カワハギ」釣りで30cm級連発 大型狙いの好機【弁天屋】28.5cmゲット(提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

“次は自分の番”と、誰もが期待を込めて誘いを繰り返すが、大型の連発モードは一瞬で終了。

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