例年であれば、カワハギ一色となっている時期ではあるが、今シーズンはコロナの影響で大会は中止。11月8日、金沢八景の弁天屋から今シーズン初カワハギ釣りへ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)
ゼロテン&ステイで本命
さらに、私が座る左舷側は蚊帳の外。アタリを出そうと誘いのスピードも知らず知らずのうちに速くなっていたようで、掛けてもバラシを連発するなど、ミスを重ねてしまい本命にたどり着けないまま1時間半が経過。
ここで自分の釣り方を見直してみる。バラシが多いということは、エサの追いが遅く、食いは浅いと判断。誘いで付けエサをアピールしてから、ゼロテンションでやや長めのステイへと釣り方を変えてみた。
すると、答えはすぐに出た。ゼロテンの状態で、まずカワハギの気配をキャッチ。そのまま待つと、エサをついばみだし、ハリをかむアタリへと変化。小さくたたくようなアタリから、口のなかにハリが入り、首を振った際に出るゴンゴンという強いシグナルに変化したところで、魚の重さを竿へと乗せ込むようにアワセを入れる。
サイズは20cmほどではあったが、まずは嬉しい1尾を手にする。隣の小川さんに釣れたパターンを伝えると、すぐにアタリを捉えて見事、本命をキャッチ。
パターン模索し数伸ばす
このカワハギのアタリの出方を見て、仕掛けの海中姿勢にも着目。ミキイトを立てた状態より斜めにポジションを取ったほうが、カワハギが付けエサにアプローチする姿勢が自然になると考え、キャストしてからカーブフォールでアピールし、オモリ着底後のゼロテンションでアタリを出していくプランに変更。
すると、この釣り方が見事にハマり、最終的には28cmの良型を含め12尾まで数を伸ばすことができた。
船長はその後も潮の流れのあるポイントを求めてランガン。アタリの出具合を見ながら、14時の沖上がりまで積極的に攻めの操船をしていってくれた。