感度、扱いやすさなどを追求したアジングロッドは堤防からの様々な釣りに流用できる。今回はアジングロッドで楽しめる3つの釣りを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
3. 新子エギング
秋の新子を狙ったライトエギングにも、アジングタックルが流用できる。しかも、この時に使用する1.5号や1.8号の小さいエギには、新子がよくアタる。エギングは人気の釣りなので、秋の数釣りシーズンにスレてしまい、以降はとにかく渋くなるという傾向が、近年ますます顕著である。
1.5~1.8号のエギ
新子狙いに小型エギをバッグに忍ばせておくと、アジングでアタらない時に、バチバチにアタることがある。というのも、アジの活性が低いのは、天敵であるイカ(またはタチウオなど)の活性が高いことが理由として考えられる。
1.5~1.8号のエギには、イカも違和感を覚えないのだろう。初秋にメインの2.5号エギより明らかに反応がいい。アクションの「シャクリ」は控えめなもので良い。よりナチュラルに見せる方がアタるので、一度試してみてほしい。
もちろん、このサイズのエギは、6.4ft程度もあるアジングロッドなら投げられるウェイトだ。ただし、エステルラインではキャスト切れする危険もあるので、やはりこの釣りにもPEラインを使いたい。
アジングロッド1本で挑戦しよう
今回はアジングロッドでカバーできる3つの釣り物を紹介した。秋から冬にかけて登場する人気の3魚種が、ロッド1本で狙えるのは嬉しいところ。ただし、対象魚に合わせて、ラインは柔軟な選択をしたい。アジングでエステルの他に、PEライン0.3号の替えスプールを用意しておこう。
筆者としては、今年はタチウオも工夫してアジングロッドで何とか…と策を考えている。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>