人気フィールド攻略法5選
次に人気フィールドの攻略法を紹介。
1.ポイント選択
秋エギングで大切なのはポイント選択で、近年の実績のあるポイントが有望視される。産卵した個体がエサを食べて大きくなって来る時期、外敵から身を守ることが可能な場所。これを踏まえると、生まれたイカが容易に捕食できる環境が優先順位となる。その後、大きくなり外洋に出ていく。
2.釣行タイミング
デイゲームと大きく異なるナイトゲーム。朝夕マヅメ~ナイトゲームについては、天敵となる青物の回遊が無くなり、アオリイカが湾奥から回遊し始める。そこで、潮通しの良い外洋に面したポイントや港内の船道、岬の先端、深場と浅場が隣接するポイント、湾内やワンド内潮の動く場所などがポイントとなる。ストラクチャーに付くイカを狙うデイゲームとは正反対に、この時期のナイトゲームは捕食回遊待ちの釣りが中心だ。
3.表層と中層を狙う
「レンジ」だが、この時期だから意識しておきたいことがある。それは、中層から上のレンジを狙うということ。なぜ中層より上なのか? アオリイカはエサとなる小魚は中層や表層を泳いでいるし、さらに小型アオリイカが多いこの時期、ボトム付近は子イカを狙う根魚などが身を潜めており、アオリイカには危険な場所となる。安全でしかもエサも豊富な中層表層が、この時期のメインレンジとなるわけだ。
4.タックルのレングス
表層ステイをした際ショートロッドだとステイ距離と時間が稼げない。ミドル・ロングロッドだと時間を稼ぐことが出来るため、足場の高い堤防が多い伊豆ではなおさら有効だ。
ラインは風に不利なPEラインと風に有利な新素材ライン(コーティングPEライン)の使い分け、ラインによってエギのアクションにも影響がでる。PEラインは比重が軽く海面に浮く、新素材のラインは比重がやや重くなるため、沈む感じだ。風があるときは使い分けよう。
5.エギの選択
新子でもある程度大きくなれば、3.5号でもOKだが3号のエギならゆっくりとしたフォールなども演出できるので1~2本は準備しておきたい。ハイプレッシャー下ではエギのサイズダウンも有効な一手となり得る。
エギカラーも視野性の良いカラーとナチュラルカラー、正反対のカラーを準備していきたい。闇夜・月夜で2パターンのエギを用意するのも良いだろう。闇夜であれば、赤テープ系、夜光タイプ、リアルタイプ、ケイムラ。月夜であれば、シルバー系、ゴールド系、ケイムラタイプ、リアルタイプなど。