8月31日、涼を求めて埼玉県西部の里山を流れる槻川で釣り。本命のオイカワは不発に終わりましたが、18匹のカワムツと戯れた釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・尾崎大祐)
埼玉の槻川へ
東武東上線・小川町駅から西へ向かって車で走ること10分。今回のポイントである槻川に到着しました。さらに上流に向かい、東秩父村に入った所から下流に向かって大きく蛇行している地点までの約800mが今回のポイントです。やや流れが速いエリアから緩やかなエリア、トロ場など多岐にわたっています。また、ポイントの中間点には綺麗なトイレ付きの公園もあり、女性でも比較的安心といえるでしょう。
肝心な魚影については、初夏から晩秋まではオイカワやカワムツが多く群れており、週末は釣り人で賑わっている釣り場となっています。
タックル&仕掛け
今回は3.6mの渓流ザオを持ち込みましたが、比較的流れがあるポイントを広範囲に探るならもう一回り長めの4.5mが最適。魚はいつも同じポイントに群れているとは限らないので、川幅を考えて広範囲を探れ、かつ扱いやすいサイズがいいかと思います。
仕掛けはシンプルな玉ウキを使ったエサ釣り仕様。こだわりは玉ウキのサイズ。釣具店で売っている一番小さいもの(3号)と板オモリを駆使することによって、ウキとして使ったりミャク釣りの釣り目印として使ったり。最近死語になりつつある「二刀流」として使える点がお気に入りです。
エサは紅サシを持ち込みましたが、川底の石をひっくり返せば得エサとなるクロカワムシやカゲロウの幼虫も採取可能。いろいろ試してみるのも面白いです。
ハリは赤虫バリ2号を使いましたが、袖バリなどでもかまいません。
ミャク釣り&ウキ釣りの二刀流
エサ釣りは大きく分けて2種類。ミャク釣りかウキ釣りの2択となります。
私はといいますと、先に書かせていただいた通り「二刀流」にていろいろなポイントを探りながら、といった感じ。いうまでもなく、流れが速いポイントはオモリを重くしてミャク釣り、流れが緩やかなポイントはオモリを軽くしてウキ釣り、といった具合。
そして、どこにどんな魚がいるかといいますと…それは実際やってみないと分からないのですが、この周辺ではオイカワやウグイはそこそこ流れがある所に多く、カワムツはトロ場に群れていることが多いように思えます。
上記を踏まえ、狙いを絞って釣りをやってみると面白いかもしれません。
魚が見当たらず…
朝7時に到着し、東秩父村の少し流れの速い所から探ってみるも、釣り以前に水中に魚が見当たりません。川筋の水量もやや少ないので、早々にこのポイントを諦め小川町側に移動。大きくワンドになっているエリアを中心に攻めてみることにしました。
カワムツが連発!
水中を観察してみるとキラキラと魚が太陽に反射して光っています。すぐさま仕掛けを投入してみると、ウキがひょこひょこ。小型ではありますが、カワムツがいいテンポで釣れだします。
ただ、想定よりも魚が小さくイマイチハリ掛かりが悪かったので、エサをハリに付けてハサミで半分に。これでハリ掛かりは数段よくなりました。どんな釣りでも数を伸ばすためにはちょっとした工夫が必要です。