8月16日、「静岡県水産技術研究所富士養鱒場」へテンカラ釣りに出かけました。高い標高にあるため、涼しい環境での釣りが可能。大型ニジマスもキャッチし大満足の釣行となりました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
静岡県水産技術研究所『富士養鱒場』
8月16日(日)、富士宮市猪之頭地区にある「静岡県水産技術研究所富士養鱒場」のマス釣り場へ釣行しました。梅雨明けから酷暑が続き、せっかく晴れても暑すぎて日中の釣りは大変です。
標高約700mの涼しいマス釣り場
今回釣行したマス釣り場の標高は約700mで、さらに富士山からの冷たい湧水のおかげで平地に比べて気温が低く、涼みながら釣りができる絶好の条件が揃っています。
マス釣り場周辺は豊かな自然が溢れ、とても静かなので気分転換やクールダウンにもぴったりです。マス釣り場を管理する「静岡県水産技術研究所富士養鱒場」は、養殖されているニジマスの見学やエサやりも体験できるので、のんびり施設内を観覧することもできます。
観覧料金(釣りをする場合も必要)
大人:300円
中学生以下:100円
70歳以上の方や障がい者と介助者1人は無料。
開場時間
9時~16時30分(入場は16時まで)
※年末年始(12月29日から1月3日)を除き無休。
マス釣り場の概要
マス釣り場は芝川の源流域を利用しており、木陰でとても涼しく透明度の高い綺麗な水質が魅力です。釣り場上流部のエサ釣り専用エリアは足場が整備されていて、貸しザオと無料のエサがあるのでファミリーや初心者でも安全に釣りが楽しめます。
釣り場の中流付近から最下流まではフライやルアーでの釣りも可能ですが、足場が整備されていないので転倒してケガをしないよう注意が必要です。
利用料金
1竿:1800円(1人あたり1kgまで持ち帰り無料、100g超過するごとに130円の追加料金が発生)
利用時間
9時~16時(※毎週火曜日定休)
ルール・攻略法
ルアー、フライで釣りをする場合はバーブレスフック限定。受付の小屋で料金の支払いとキープ用のスカリを受け取り、ルアーとフライが可能な下流部まで歩きます。下流部には50cm級の大型も潜んでいますが、賢くてなかなか口を使わないのでフライやテンカラが有利です。
テンカラ釣りでチャレンジ
夏ということもあり、陸生昆虫を模した黒色の毛鉤からスタートすることに。流れのヨレを見つけたら魚の口先に毛鉤を届けるイメージで探ります。毛鉤がいいポイントに流れると時々魚が浮いてきますが、少しでも違和感があるとすぐに見切るのでかなり手強そうです。それでも、魚が毛鉤に反応していることが分かったので流す場所をかえつつ様子を見てみることにしました。
使用タックル
ロッド:テンカラ竿3m
ライン:テンカラ専用ライン3m+フロロカーボンライン1号、1.2号(ハリス)
テンカラ釣りの仕掛けはとてもシンプルですが、スレた魚にも口を使わせやすく、水面を割って魚がバイトしてくることもあるのでとてもエキサイティングです。
木の陰でファーストヒット
木がせり出して陰になっている場所があるので枝に引っ掛からないように少し上流から毛鉤を流していきます。陰になっているところで反転流も発生しているのでいかにも釣れそうな雰囲気です。
少し毛鉤を沈めて流していくと、ラインがススッと動いて待望のヒット。強烈な引きとずっしりした重量感が伝わってきます。竿を伸されないように最大限に立てつつゆっくり寄せて、魚が大人しくなったら素早くネットに収めます。食わせるまで少し時間がかかってしまいましたが、嬉しいファーストフィッシュをキャッチできました。