7月27日、兵庫・明石沖へ夏の人気ターゲットマダコを釣りに出かけた。平日でもまさかの満船。タコエギを使用したゲーム性の高い釣りだ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・安部永)
明石でエギタコ釣り
そろそろ梅雨も明けるか…と、小雨の降る中、釣友と一緒に今季2回目の明石ダコ釣りに行ってきた。今回も丸松乗合船に乗船した。初心者にも優しい釣り船である。
朝4時半に船宿に到着するも、受け付けは満員の人だかり。団体様の貸し切りが入っているようだ。この時期の明石海峡のマダコ釣りは早めに予約をしないと乗船できないほどの人気ぶりだ。平日だというのに超満員。さすが人気のマダコ釣り。釣果は安定しているとのこと。楽しみである。
当日のエギタコタックル
タックルは、メタリアエギタコS-178の船竿に、エラン・ワイドパワーオクトパススペシャルⅡにPEライン2号、短めの8号リーダーを接続した。今回は蛸墨族とタコの恋人に50号のオモリ(船指定)を使用。情報では黄色、白、緑のカラーが有効とのこと。
「出船の際、隣の船と竿がぶつからないように注意してよ」と船長から声がかかる。満船なので隣の人と1mほどしか間がない。トラブル回避は必須である。船釣では船長の指示をしっかり聞くことが重要だ。
江井ヶ島沖のポイントへ
船は5時半に出船。小潮だが、風も強く、ウネリも高い。船は40分ほど走って江井ヶ島沖へ。船長から「やってよ~」と声が掛かる。
水深は7mほど。緊張の一瞬だ。着底し、しばらくすると「コトコト」と振動がある。これはアタリやマダコが餌木を触っている感触でなく、オモリが海底を船の流れで走っているコトコト音だ。
タコがエギを触ると「コトコト音」が一瞬消える。そのタイミングで大きくアワせる。と言うのは頭では理解しているのだが、なかなか難しい。モワッと変化があって、アワせてもスカッと空アワセみたいな状態が続く。
1杯目は700g級マダコ
そうしていると、グッと竿を持っていかれるような重みが感じられた。送り込んで、とりあえず大きくアワせると、明らかな重量感。テンションを一定にしてゆっくりと巻き上げる。待望の1杯目だ。焦らず取り込み成功。700g程度の美味しそうな明石のブランドダコだ。
満面の笑顔で左を見ると、釣友の竿もグニャリと曲がっている。後ろも前も同じタイミングで、マダコが上がり出す。同じポイントで5、6杯をキャッチした。
トラブル時は声掛けが大事
8時を過ぎたあたりで、水深10mのポイントへ移動。このポイントではなかなかアタリが出ない。すると、右隣の人に釣れだした。同じようにやってるつもりだが、こちらには生命反応がなくオマツリやら髙切れがおきる。不思議なものである。
乗合船なので、オマツリは付き物。「すみません。ありがとうございます」と一言あると気持ちが良い。