チョイ投げ釣りの代表的な5種のゲスト魚を避ける方法 本命釣果にも直結

チョイ投げ釣りの代表的な5種のゲスト魚を避ける方法 本命釣果にも直結

いろいろなゲストのアタリが多いのも特徴のチョイ投げ釣り。とはいえ、釣っても食べられないような小型ゲストはできれば避けたいのも実情だろう。そこで今回はチョイ投げのシロギス釣りにおいての定番ゲスト5種の「避け方」を伝授。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

アバター画像 TSURINEWS編集部

堤防釣り 海釣り

イトヒキハゼ

筆者の経験ではイトヒキハゼとシロギスのポイントは非常に重なる場合が多い。イトヒキハゼも比較的動きが遅く、掛けないようにするには速い仕掛けの動きで避けることができる。

チョイ投げ釣りの代表的な5種のゲスト魚を避ける方法 本命釣果にも直結テカミとも呼ばれるイトヒキハゼ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

シロギスと同じ場所で釣れるのだが、時間によって食い方がかわる。たとえば、早朝のシロギスの時合いを迎えている頃には、イトヒキハゼはほとんど釣れない。シロギスの時合いが終了して、食いが悪くなると登場し始めるのがイトヒキハゼだ。

シロギスの時合い外に釣れる

日中であまりシロギスが釣れない時間帯や潮止まり時などでもイトヒキハゼはずっと釣れ続く傾向にある。ただ、シロギスの食いが悪い時間帯なので、どうしてもゆっくり探ってしまい結果としてイトヒキハゼばかり……となることが多い。イトヒキハゼが多い時は、シロギスがいても食わない時間帯なのだ。

ちなみに筆者は、日中にイトヒキハゼが釣れる場所は、かなりの確率で早朝の時合いにはシロギスがよく釣れる場所としての指標にしている。

ヒイラギ

少し水深のある港湾部などに群れで溜まっているのがヒイラギだ。食べても美味しい魚なのだが、メゴチ同様、体表面から大量の粘液を出すので取り扱いがイヤなのと、ヒレのトゲも鋭いので厄介だ。

砂泥底に多く、群れで小さな範囲に溜まっていることが多い。口先が伸びて、エサを吸い込むように食べるので、シロギス用の小バリは一瞬で口の中に飲み込まれてしまう。そのため、釣り上げるとハリが飲まれていることが多い。

1カ所に溜まる

ライトなタックルで釣ると、かなり激しい引きを見せる。また、同じ場所に投げて釣るとすぐに掛かってくるほど、1カ所に溜まっている。投点を少しズラすだけで釣れなくなるので、ヒイラギが掛かってきたら投点をかえるだけでOKだ。

シロギスとはあまり同じピンポイントでは釣れないので、少し好みの底質が違うのかもしれない。ハリを吸い込むので群れに当たってしまうと、仕掛けの動かし方などでは避けることが難しい魚である。

以上、チョイ投げの定番である5種類のゲストの特徴と避け方を紹介した。逆にそれらのゲストを狙う時には、避けるのと逆の釣り方をすればOKだ。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>